株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当中間連結会計期間の当社グループは、引き続き成績向上と志望校合格につながる質の高い学習指導の提供に注力するとともに、「子どもたちの未来を育む独自の価値を提供し続け教育企業No.1を目指す」という企業目標の実現に向け、各種施策を推進してまいりました。
当社サービスの根幹となる質の高い学習指導の提供に向けては、授業品質を一層向上させるべく、各校舎を統括する教育事業本部と教務本部・人材開発部が三位一体となって、教務力向上のための抜本的な構造改革に取り組んでまいりました。
第2四半期の業績に大きく寄与する夏期の各種イベントにつきましては、昨年コロナ禍が収束したことで4年ぶりに開催した「夏期合宿」が、今年は更に対象学年を拡げて開催することができ、短期特訓授業「夏期集中特訓」と合わせ、15,000人を超える生徒にご参加いただきました。
また、中期経営計画に定めた重点施策への取り組みに関しましても、着実に歩みを進めております。「個別指導部門拡充の加速」につきましては、9月末現在の校舎数がフランチャイズ校を含め72校となり、目標とする100校体制に向けて順調に進捗しております。「大学受験部門の新領域開拓」につきましても、今春に開校した東進衛星予備校4校の生徒数が着実に伸長しており、今後も順次校舎展開を進める予定です。
これらの取り組みの結果、当中間期の業績は、売上高169億7,200万円(前年同期比6.2%増)、経常利益14億9,600万円(前年同期比6.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益9億1,400万円(前年同期比8.9%減)と順調に推移いたしました。
以上の業績動向を踏まえ、当期の中間配当は4期連続増配となる1株当たり15円をお支払いさせていただくとともに、2025年度に創業50周年を迎えることから、株主の皆様からのご支援に感謝の意を表し、期末配当において1株当たり10円の記念配当を実施させていただくことといたしました。これにより年間配当予想は、期初予想の1株当たり45円から55円に増額となります。引き続き、株主還元の向上に努めてまいる所存です。
当社グループは今後も、生徒・保護者の皆様や社会からの信頼と期待にお応えするとともに、企業価値向上に向けた取り組みに努めてまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 山本 豊