小1・小2から始める
「なんでだろう?」「あ、わかった!」が成長のカギ。
小学1・2年生では、さまざまな経験を通じて、中学受験にもつながる「学びの礎」を育みます。
小学1・2年生で取り組みたいこと
試行錯誤を重ねる経験を積む
「試行錯誤」とは、「試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見出していく」こと。
試行錯誤する力は、難関中学受験だけでなく、将来を生き抜くために必要な「問題解決力」の礎です。
この学年のPoint
どんどん失敗しよう
知識や解法は、高学年になってからでも身に付けることができます。しかし「間違えを恐れずに挑戦する力」「答えが出るまで一人で考え抜く力」は、年齢が上がるにつれて身に付けることが難しくなっていきます。
小学1・2年生の間は、失敗してもいい期間。むしろ失敗を重ね、「この方法ではダメなんだ」「じゃあこの方法はどうだろう」と自分の力で正解にたどりつく方法を探り当てる経験を積むことが大切なのです。
最難関中学の入試では、典型的な問題ばかりが出題されるとは限りません。見たことのない問題に直面したとき、自分が持っている知識や解法を組み合わせ、発展させながら取り組んでいくことが求められます。
お子様をサポートするための
ヒント
満点をめざすのはまだ早い!
「どうしてうちの子は満点じゃないの!? 1年生の勉強なんて、まだ簡単なはずなのに……」。低学年のうちは学習内容が簡単なこともあって、お子様が満点をとれないと不安に思われる保護者の方も多いでしょう。しかし、だからといってテストのためだけにドリルや一問一答形式の問題集にばかり取り組ませたり、暗記を強制したりすることはお勧めできません。低学年のうちから反復形式の学習に偏りすぎると「条件反射的に答える力」は伸びても、「自分で考える力」を伸ばすことが難しくなってしまいます。
低学年のうちは、お子様に「失敗してもいいんだ」という安心感を与えることが大切です。そのうえで、「なぜ間違えてしまったのか」「他にどんな方法があるか」、ヒントを出しながら一緒に考えてあげてください。また、点数や成績などの「結果」だけでなく、“自分で考えた”という「過程」をほめてあげることで、お子様は前向きに学習に取り組めるようになります。
早稲田アカデミースーパーキッズコースでは、毎回の授業後にブリーフィングを実施しています。お子様がどういった学習をしているのか、保護者様がどのような声かけをしたら良いのかなどをお伝えしています。
たとえば、早稲アカの
小学1・2年生は……
- 週1回
- 2科目
- 授業後に
ブリーフィング
-
●通常コースの場合、通塾は週1回です。
-
●学ぶ科目は国語と算数の2科目です。
-
●1日の授業は、45分×2科目の実施です。授業後に、その日の授業のポイントをお伝えする「ブリーフィング」(約10分)がございます。
-
●オリジナルテキストのほか、カードやパズルなどのさまざまな教具を使って学びます。
小学3年生は、学び方の方向転換を図る学年。
“楽しむ”ことが中心だった低学年までの学びに、“基礎力を育む”ための学習が少しずつ加わっていきます。
小学3年生で取り組みたいこと
“試行錯誤”から“学習”への方向転換
小学3年生は、小学4年生から始まる「受験のための学習」の準備、頭脳の器づくりの期間。自分で解決方法を探る“試行錯誤力”を高めつつ、
カリキュラムに沿った単元学習にも少しずつ取り組んでいきましょう。
この学年のPoint
朝学習のススメ
基礎力を伸ばしていくためには学校や塾での勉強をやりっぱなしにせず、家庭学習を通じてしっかりと身に付けていく必要があります。まずは、短時間でも集中して取り組むことを大切にしてください。
小学生が家庭学習に取り組む機会は、1日に3回あります。朝、夕飯前、夕飯後です。このうち、一般的に朝は計算などの処理系の学習に、夕飯前は暗記系の学習に、夕飯後は思考系の学習に向いているといわれます。
特にお勧めしたいのが、登校前の時間を利用した「朝学習」です。朝の時間は限られているため、その分集中し学習に取り組むことができます。短い時間で完結ができ、なおかつ効果を感じやすい計算や漢字の練習に最適です。
この時期に朝学習の習慣を付けておくと、小学4年生以降の家庭学習に大きなプラスをつくることができます。高学年になれば、朝学習で図形などの思考系の問題にも取り組めるようになります。
お子様をサポートするための
ヒント
定着のための学習に偏らないよう、お子様の様子を見極める
定着のための学習に取り組み始めるといっても、一問一答形式の問題集の反復練習では、お子様の興味関心を引き出したり、学習意欲を高めたりすることはできません。小学3年生の夏休みごろまでは、これまでと同様、“試行錯誤力”を育むための枠にとらわれない自由な学習も大切にしてください。
家庭学習の際には、お子様に過度な負担がかからないように、はじめは短い時間から取り組むことをお勧めします。また、お子様が解いた問題の丸つけをしていただき、「正解できたこと」「正解数が増えたこと」を一緒に喜んであげてください。ただし、結果だけにこだわるのではなく、「努力したこと」「最後まであきらめずに取り組んだこと」といった過程をほめることも忘れないようにしましょう。
特に、小学3年生から中学受験に向けた学習をスタートしたご家庭の場合、最難関校で求められる“試行錯誤力”の伸長に取り組める時間は、決して長くありません。「点数を気にせずに失敗してもいい時間」は、中学受験に向けてだけでなく、お子様の長い人生のなかでもとても貴重です。ぜひ、大切に過ごしてください。
たとえば、早稲アカの小学3年生は……
- 週2回
- 4科目
-
●通常コースの場合、通塾は週2回です。
-
●学ぶ科目は国語・算数・社会・理科の4科目です。
-
●1日の授業は、60分(国語または算数)と40分(社会または理科)の2コマです。
- 2月・3月は、国語・算数の2科目(各50分)を週1回実施します。
受験に向けて、自ら上を目指す姿勢を育む。
“やるべきことを、やるべきときに、しっかりとやる”習慣を身に付けていきます。
小学4年生で取り組みたいこと
“自己ベスト”に挑戦する
「前よりできた!」という自己ベストを更新することで、自然と「次はこうなりたい!」という目標が生まれ、
次の自己ベスト更新に向けた意欲がわいてきます。
この学年のPoint
「ほめられるための勉強」からの巣立ち
子どもは、周囲の大人が自分を認めてくれることに喜びを感じます。ですから、低~中学年のお子様にとって「大人からほめられること」は、学習に取り組む大きなモチベーションの一つなのです。
小学4年生くらいになると、「大人にほめられること」に加えて、「ライバルに勝つこと」が大きなモチベーションになっていきます。このタイミングで、親は学習のケア(計画を立ててあげる、進捗をチェックしてあげるなど)から少しずつ手を引いていきましょう。「自分の力で困難を乗り越え、問題を解決し、前に進める子」を育てるためには、自立のタイミングを逃さないことが重要です。
もちろん、高学年になったら子どもをほめない、ということではありません。特に「自己ベストを更新できたとき」には必ずほめてあげましょう。保護者の方が、自分の目標や挑戦をちゃんと知ったうえで応援してくれていることが伝われば、さらにお子様のモチベーションは高まるはずです。
お子様をサポートするための
ヒント
学校選びを始めましょう
中学受験において、「お子様の受験校を決めること」は保護者の方の重要な役割です。志望校の決定は、早いに越したことはありません。たとえば、小学4年生の秋ごろまでに第一志望校を決定した場合、大きな目標に向かって2年半じっくり取り組むことができます。一方、小学6年生の夏に第一志望校を決めた場合、目標に向かって取り組む期間はわずか半年。2年という期間の差は、決して小さいものではありません。
志望校決定にあたっては、学校見学会などに参加し、自分の目で学校を確かめてみることが大切です。まだ受験まで時間がある小学4年生の間は、まず人気校を中心に見学してみることをお勧めします。人気校には、人気を集めるだけの魅力があるはずです。その魅力がお子様に適したものなのか、ご家庭の方針と合っているものなのかを見極めましょう。「この学校のこういうところは確かに魅力的だけれど、うちの子には合わないかしら……」というように考えていくと、「お子様に合った学校」の基準が明確になってくるはずです。
たとえば、早稲アカの小学4年生は……
- 週2回
- 4科目
- カリキュラム
テストあり
-
●通常コースの場合、通塾は週2回です。
-
●学ぶ科目は国語・算数・社会・理科の4科目です。
-
●1日の授業は、100分(国語または算数)と50分(社会または理科)の2コマです。
-
●隔週土曜日には、「カリキュラムテスト」を実施します。
学習の量も時間もぐっと増える小学5年生。
自分の得意・不得意を考えながら計画を立て、実行する力を身に付けていきます。
小学5年生で取り組みたいこと
自分の“武器”になる得意科目をつくる
「これだけは負けない」という得意科目をつくりましょう。
得意科目は、受験までの日々を支える自信になるだけでなく、自分の“受験戦略”を考える指針にもなります。
この学年のPoint
算数と国語、得意科目にするならどっち?
中学受験に臨むにあたっての得意科目は、算数と国語のいずれか一つと、理科と社会のいずれか一つの計2科目あることが望ましいです。さらに言うと、算数と国語であれば、算数が得意であるほうが中学受験をするうえでは有利です。
というのも、国語は多くの学校で記述問題が出題されることもあり、満点を取ることが難しい科目だからです。また同様に0点を取る生徒もほとんどいないため、得意な生徒と不得意な生徒の間での点差が開きにくい科目なのです。一方算数は、得意・不得意によって大きく点差がつくため、苦手な生徒は不利になってしまいます。算数に関しては、継続的に学習を積み、苦手意識を持たないようにすることが大切です。
お子様をサポートするための
ヒント
子どもの“自立”を応援する
「算数なら誰にも負けない」「理科ならクラスで一番が取れる」……というように、得意科目は、お子様が周囲の友人と自分を比較することで生まれる、いわば相対的なものです。ですから、お子様が小学5年生の時点で、保護者の方から精神的に自立し、ライバルたちと競い合えるようになっていることがとても重要です。
家庭学習においても、「一週間の計画を立て、それを実行し、うまくいかないときにはそれを修正する」というサイクルを、お子様が自分で回していくことが目標になります。
また、小学5年生のうちに志望校の選定を進めていきましょう。直接学校を見に行くことももちろん大切ですが、今は多くの学校がホームページ上に学校説明会や校舎案内の動画を掲載したり、オンライン説明会を行ったりしています。さまざまな情報をお子様と一緒にご覧になることをお勧めします。目標が定まることで、お子様の学習に対する意欲も高まります。
たとえば、早稲アカの小学5年生は……
- 週3回
- カリキュラム
テストあり - 難関校対策
-
●通常コースの場合、4科目の生徒の通塾は週3回です。
-
●1日の授業は、100分×2コマです。
-
●隔週土曜日には、「カリキュラムテスト」を実施します。
-
●日曜日には、難関中学志望者向け講座「NNジュニア」の受講が可能です。
いよいよ受験学年。受験に向けた勝負の一年です。
得意科目をさらに伸ばすとともに、課題を一つずつ克服し、志望校合格を目指しましょう。
小学6年生で取り組みたいこと
合格に必要なことを“逆算”する
合格に向けて必要なことは、お子様ごとに違います。
「今の実力から合格を目指すには、あと何が必要なのか」を考え、やるべきことを取捨選択し、受験への準備を整えていきます。
この学年のPoint
夏を境に変わる学習方法
受験は、ライバルとの勝負です。合格するためには、入試で他の受験生より良い点数を取らなくてはなりません。「自分はどこで点数がとれるのか」「どこで点数を落としやすいのか」を考え、対策を進めていくことが大切です。
「得意科目の勉強はもうやめて、苦手科目に集中するべき……?」と考える方もいるかもしれませんが、得意科目はお子様にとって武器となるものです。得点源になるだけでなく、精神面でもお子様の支えとなる大切なものです。夏前までは、ある程度得意科目に偏重した学習でも問題ありません。一方で、苦手科目もそのままにしておくわけにはいきません。夏からは徹底的に取り組んでいきましょう。その際、大きなマイナスをつくってしまう単元から、一つずつ見直していくとよいでしょう。
お子様をサポートするための
ヒント
保護者の方にしかできないサポートを
中学受験に向けた学習を進めていく過程で、お子様は精神面でも大きく成長していきます。ひたむきに取り組むお子様の姿に、驚かれることもあるでしょう。とはいえ、小学6年生はまだ12歳。お子様は、まだ大人ではありません。受験日が近付くにつれて不安な顔を見せたり、体調を崩してしまったりすることもあります。精神面、健康面のケアは、保護者の方にしかできない重要なサポートです。
また、受験校の最終決定も重要です。小学6年生では、第一志望校に加え複数の併願校もしっかり見学しておくことをお勧めします。受験である以上、すべてのお子様が第一志望校に合格できるわけではありません。厳しいようですが、第一志望校が不合格であった場合のことも考えておくのが保護者の方の役割です。併願校についても、「お子様を通わせたいと思えるかどうか」という基準に従って見極めましょう。
たとえば、早稲アカの小学6年生は……
- 週3回
- 土曜講座・
日曜講座あり - 難関校対策
-
●通常コースの場合、4科目の生徒の通塾は週3回です。
-
●1日の授業は、100分×2コマです。
-
●土曜日には、「土曜YT講座」を実施します。
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