『春』
2023.03.08
前回の記事は『春一番』という題名で書かせていただきましたが、日差しは本当に春らしくなってきました。気温が上がって暖かく感じるのももちろんなのですが、個人的には「日差しの明るさ」で春を感じることが多いと思っています。今週末には首都圏で20度を越えるという予報も出されているようですが、来週には「桜の開花宣言」も出されるのでは、と話題になっているようです。毎年、春期講習会には半袖Tシャツで参加してくる気の早い生徒がいたりもします。
春の語源は諸説あるようです。草木の芽が「張る」、田畑を「墾る(はる)」、冬が去り万物が晴れやかに開ける「晴る」、などなど。いずれにしても万物の生命、エネルギーを感じる季節と言うことができそうです。毎年この時期の生徒の様子を見ていても、冬の時期と比較して明るく、元気に授業を受けてくれているように思います。何よりも授業中やその前後での「笑顔」が増えているようにも感じています。
そんな中でまれに暗い表情のお子様がいらっしゃることがあります。少し心配になってお母様に電話をするとやはり「親子ゲンカをした」とか「宿題がうまく回っていない」とか「お友達との関係がちょっとこじれて」とかというような要因をうかがうこともあります。せっかくの「春」ですので、明るい笑顔で過ごしていただきたいと思いますし、この時期に明るく元気で新年度・新学年をスタートすることが、この先にもつながっていくことと思います。
小3クラスを担当しているときには、この新年度の時期に、「授業中はしっかりと背筋を伸ばして『顔』を上げて、先生のお話を聴こうね」と話をしました。うつむいてしまっていたり、猫背になっていたりすれば、学習に向かう気持ちも生まれないでしょう。学習だけではなく、生活全般でも気持ちが落ち込んでしまったりもするはずです。気持ちを高めるためにも、まずは姿勢からとよく言われます。表情にしても暗い顔よりは笑顔でいる方がよいに決まっています。ご家庭でもお子様が笑顔でいられるように、働きかけていただければと思います。もちろん私が言うまでもなく、お子様が笑顔で毎日を過ごすことを一番願っていらっしゃるのは、お父様・お母様でいらっしゃるのは間違いないことだとわかっているのですが。
早稲田アカデミーでは、2月から新学年の授業が始まり一カ月が経過しました。3月には新学年になって初めての「マンスリーテスト」「組分けテスト」が行われます。まずは、一カ月間の学習成果をしっかりと出せるように前向きな気持ちで試験会場に向かっていただければと思います。初めて受けるテストであれば、不安もあり、緊張もするでしょうけれど、ぜひ励まして送りだしてあげてください。
「春」を感じる時期になると、私は少し明るめの色のネクタイをするようにしています。自分の気持ちも明るくなるように感じます。
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