千葉県公立高校の一般入学者選抜
2025年度(令和7年度)一般入学者選抜日程
2025年度(令和7年度)の一般入学者選抜は、以下の日程で実施されます。かつては前期・後期に分かれて2回選抜が行われていましたが、2021年度(令和3年度)より2月後半に1回のみ選抜を行う形に変更となっています。
2/4(火)~6(木) |
入学願書・調査書等の提出 |
---|---|
2/12(水)・13(木) |
志願先変更 |
2/18(火)・19(水) |
学力検査・学校設定検査 |
2/27(木) |
追検査 |
3/4(火) |
入学許可候補者発表 |
通学区域に関する規則
千葉県公立高校の全日制普通科においては、本人および保護者が居住し、本人が在籍する中学校の所在する市町村の属する学区内および隣接する学区内の高校を志望しなければなりません。
市町村ごとの通学区域と隣接学区
学区 |
市町村 |
受検可能な隣接学区 |
---|---|---|
第1学区 |
千葉市 |
第2・4・6・7・9学区 |
第2学区 |
船橋市・習志野市・八千代市・市川市・松戸市・浦安市 |
第1・3・4学区 |
第3学区 |
野田市・柏市・流山市・我孫子市・鎌ヶ谷市 |
第2・4学区 |
第4学区 |
成田市・佐倉市・四街道市・八街市・印西市・白井市・富里市・印旛郡内全町 |
第1・2・3・5・6学区 |
第5学区 |
銚子市・旭市・匝瑳市・香取市・香取郡内全町 |
第4・6学区 |
第6学区 |
東金市・山武市・大網白里市・山武郡内全町 |
第1・4・5・7学区 |
第7学区 |
茂原市・勝浦市・いすみ市・長生郡内全町村・夷隅郡内全町 |
第1・6・8・9学区 |
第8学区 |
館山市・鴨川市・南房総市・安房郡内全町 |
第7・9学区 |
第9学区 |
木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市・市原市 |
第1・7・8学区 |
選抜方法
以下の選抜資料を得点化し、その総得点で判定を行います。得点化にあたっては、各高校が基準の範囲内で個々に行います。
中1~中3の9教科の学年評定 |
全ての千葉県公立高校が、中1~中3の3年間の学年評定を用います。K値とは、学年評定の合計に掛け合わされる係数で、高校ごとに定められます。上位校ほど、当日の学力検査や学校設定検査の得点を重視するため、K値を0.5に設定する傾向があります。2024年度(令和6年度)は、県立千葉、県立船橋、東葛飾、千葉東、佐倉、小金の6校がK値を0.5に設定しています。 |
---|---|
調査書の記載事項 |
特別活動の記録、部活動の記録、特記事項の内容に対し、高校ごとに上限を定めて得点化を行います。上位校ではこの上限が低く定められ、逆に中堅校では上限が高く定められる傾向があります。 |
学力検査の成績 |
千葉県公立の学力検査は、全ての高校が同じ問題を使用します。1日目に英語・数学・国語、2日目に理科・社会が実施されます。理数科では数学・理科、国際科では英語に1.5倍や2倍の傾斜配点が設けられる場合があります。 |
学校設定検査 |
学校設定検査とは、各高校が個別に設定する検査で、2日目の最後に実施されます。主要校は以下のような検査を実施しています。特色ある検査内容となっているため、志望校の検査内容と配点を予め確認し、しっかりと準備し、対策をすることが重要です。 |
2024年度(令和6年度) |
|
|
ほとんどの高校では、上記の総合得点で選抜を行いますが、一部の高校においては、定員の20%以下において2段階選抜を実施します。2段階選抜では、学力検査の得点以外の各得点に対して1倍以上の係数をかけることで、高校の特色に合わせた選抜を行います。
一般入学者選抜の入試状況
思考力問題導入以降、県立千葉と千葉東の倍率が低下し、同学区の市立千葉や2学区の県立船橋、薬園台、船橋東の倍率が上昇しています。県立受検者にとって難問対策をどのようにしていくかという悩みの表れが倍率で浮かび上がった結果となっています。
千葉県公立高校 主要校の入試状況推移
学区 |
学校名 |
2022 |
2023 |
2024 |
---|---|---|---|---|
第1学区 |
県立千葉 |
1.62 |
1.51 |
1.44 |
第1学区 |
千葉東 |
1.64 |
1.34 |
1.28 |
第1学区 |
市立千葉(普) |
1.58 |
1.71 |
1.51 |
第1学区 |
市立千葉(理) |
1.45 |
1.70 |
1.75 |
第2学区 |
県立船橋(普) |
1.77 |
1.74 |
1.91 |
第2学区 |
県立船橋(理) |
1.63 |
1.70 |
2.15 |
第2学区 |
薬園台 |
1.38 |
1.45 |
1.50 |
第2学区 |
船橋東 |
1.17 |
1.55 |
1.57 |
第2学区 |
八千代 |
1.48 |
1.39 |
1.34 |
第2学区 |
小金 |
1.81 |
1.51 |
1.61 |
第3学区 |
東葛飾 |
1.82 |
1.96 |
1.85 |
第3学区 |
県立柏(普) |
1.40 |
1.31 |
1.27 |
第3学区 |
県立柏(理) |
1.58 |
1.10 |
1.60 |
第3学区 |
鎌ヶ谷 |
1.36 |
1.31 |
1.43 |
第4学区 |
佐倉(普) |
1.58 |
1.41 |
1.55 |
第4学区 |
佐倉(理) |
1.83 |
1.48 |
1.55 |
2021年度は制度変更初年度による安全志向と受験人口の減少もあり、倍率が控えめとなりました。2022年度は前年の低倍率からの反動による強気な出願と、受験人口が戻ったことによる倍率上昇が起こりました。これは、前年が比較的低倍率であった高校へ志願者が流れたことが理由であると考えられます。また、思考力問題導入による受検者の流入が多くなった2学区の高校の倍率上昇は今後も継続されることが予測され、高倍率傾向にある高校を受検するために、共通問題においてミスの少ない解答力の養成が問われることになります。
千葉県内私立高校入試
入試区分
千葉県内私立高校には、いくつかの入試区分があります。自身の成績と照らし合わせながら、推薦入試(単願推薦・併願推薦)と一般入試(一部帰国入試)などを適宜活用し、有利な受験戦略を組んでいくことが求められます。
入試日程 |
一部の高校を除き、1/17~19で入試が行われます。多くの高校は1回入試ですが、複数回入試を行っている高校もあります。どの入試で何回受験するかも含め、受検日程と受験校の選定が重要となります。 |
---|---|
推薦入試 |
単願推薦は第一志望として受験しますので、内申点基準を超えていれば受験可能で合否判定は優遇される傾向がありますが、かなり難度の高い入試もありますので、推薦が取れたからといって合格できるものではないと理解をしておいてください。 |
一般入試 |
入試当日の得点順に合否が決まります。難関校ほど難度も上がりますので、学校の定期テストや県立共通問題レベルの対策だけでは超えられない問題が多く出題されます。県立の思考力問題採用校を受検する場合、併用して難関私立高校を受験校として選び、対策を講じてください。私立高校志望者はもちろん、県公立高校志望者であっても、難関私立校に合格できるだけの高い学力を身に付けることは、その後の県立高校入試に向けて、あるいは将来の大学入試に向けて、大きなアドバンテージとなるはずです。 |
入試科目数
私立高校の入試科目数は、英語・数学・国語の3科目が一般的ですが、千葉県内私立高校の難関校では、英語・数学・国語・理科・社会の5科目で入試を実施している場合や3科・5科を選択して受験できる高校があります。
5科目入試を通じ、高いレベルの学力を身に付けて入学してもらうことで、将来の国公立大学の受験での活躍を期待していると考えられます。県立・私立を問わず難関高校への進学を目指す場合、まずは5科目の学力養成を図らなければなりません。
主な千葉県内私立高校の入試
入試区分 |
千葉県内 |
---|---|
5科目のみ |
渋谷幕張・市川・昭和秀英 |
3科・5科 |
芝浦工大柏・専修大松戸 |
3科目のみ |
日大習志野・成田・千葉日大一 など |
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