第１回低学年セミナーでのポイント

2011.06.15

この低学年セミナーは、各回テーマを決めて、低学年からの学習法や、親としての心構えなどについてお話をしていきます。5月31日に実施した第1回目は「わが子が中学受験をするということ」というテーマで、中学入試に向けた学習を始める適切な時期、中学受験の現状、小５までに身につけておきたい学習スタイル、第一志望校合格に向けた一工夫などについてお話ししました。今回は、その中から「結果より過程が大切な小３小４の学習」についてお伝えします。

中学受験をするためには、思考力が大切と言われます。そこで、思考力を身につけさせようと、お子様に向かって「考えるようにしなさい」「分からないことは調べなさい」と言い続けてしまう。しかし、お子様の様子は変わってこない。保護者の方はそれを見てイライラしてしまう。遂に「何でちゃんとやらないの！」と大きな声で怒ってしまい、結果、親子の関係がギクシャクしてしまう。良くあるケースだと思います。
ここでのポイントは、お子様も「何をどうすればよいか分からず困っている」ということです。４年生くらいまでは、周りの大人の手助けが必要なのです。まずは、勉強のやり方を習得させるところから始めてみましょう。このとき注意したいのが、効率や結果だけを求め過ぎないということです。はじめから公式を使って問題を解かせるのではなく、道筋を立てて考えさせ、答えに辿り着く過程を大切にしてください。もちろん、5・6年生になれば、覚えた公式を使いこなす活用力も必要です。発達段階に応じた勉強ができるよう、うまく保護者の方が導いてあげてください。

福田の法則　其の１　効率や結果だけを追い求めない

次回6月17日（金）公開予定のブログでは、セミナーにご参加いただいた保護者の方の感想をご紹介させていただきます。

2017.07.07　『この夏を成功させる５つの方法　～第２回クローバーセミナーより～』

2017.07.05　『夏をなめるな。』

2017.06.30　「国語の学習に関して③　～記述力・表現力～」

2017.06.28　「国語の学習に関して②　～読解力とは～」