四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏をなめるな。』

2017.07.05

台風3号が上陸したとニュースでやっていました。「台風」と聞くと、本格的に夏がやってきたな...と感じます。今週に入ってから、日差しも強くなり「夏が本気を出してきた」、そんな印象を受けています。


「夏をなめるな。」というキャッチコピーが書かれたポスターが、早稲田アカデミー各校舎に貼られています。小3のある生徒から「先生、『夏をなめるな』ってどういう意味?」と質問されました。「夏はとっても大切な時期だから、しっかりと勉強や遊びに一生懸命取り組みましょう、そんな意味!」と話をしたらしっくりときたようです。早稲田アカデミー各校舎でも、まもなくはじまる夏期講習会へ向けて準備を整えているところです。「一年で一番伸びる夏」に充実した密度の濃い授業で、秋に向けて一気に伸ばしていく、そんな「夏」にしていきたいと考えています。


さて、ご家庭でも夏休みへ向けた準備を進めていらっしゃることと思います。以前にも書かせていただいたことがあるのですが、夏の学習をより充実させていくためには、事前にしっかりと「準備」をしておくことが必要です。「学習計画表」を書きながら、夏休み期間中の学習イメージをつくっていく...そんなところからスタートしていただければと思います。


「夏の準備」という点で一番大切なのは「心の準備」です。お子様が「よし、夏休みだ!がんばろう!」という気持ちになれるかがポイントです。早稲田アカデミーでも夏期講習会初回授業で「オリエンテーション」を実施し、「夏期講習会期間中の学習目的」「授業の進め方・家庭学習のやり方」などを伝えて、お子様の中の「やる気」を引き出していきますが、ご家庭でもサポートしていただければと思います。そのためのヒントをいくつか書かせていただきます。


まずは、学習環境を整えてください。簡単に言えば「勉強場所の掃除・整理」です。一学期に使用したテキストや教材などは整理して片付けてしまうのがよいでしょう。夏を迎える前に「リセット」してみてください。中には「やりきれなかった一学期中の教材を夏休みに...」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それよりは「夏期講習会中に出される宿題に注力して、その完成度を高める」という方がよいと私は考えています。一学期期間中の重要単元に関しては、各学年とも夏期講習会の中で復習を行いますし、少々の「積み残し」であれば、ここから先に十分フォローができるようになっていますのでご安心ください。「やり残したことをやっていく」というよりも、「ここから新しく取り組んでいく」という方が、お子様は前向きに学習に取り組めるはずです。


机の上が片付いたら、次は学習用具(文房具)を何か新しくするのもよいでしょう。夏期講習会から新しく使い始めるノート、今までよりもちょっと大人っぽい筆箱...そんなものをきれいになった机に並べれば、「よし!がんばるぞ!」という気持ちが生まれてくるものです。夏期講習会でお弁当がある学年の方は、お弁当箱を新しくするというのでもよいかもしれません。


「夏」を特別な期間としてとらえ、その期間の学習に集中する...そんな気持ちにお子様がなれるように、いろいろと工夫をしていただければと思います。


今週の金曜日(7/7)には神保町の一橋講堂で今年第二回目となる『クローバーセミナー』を実施させていただきます。「この夏を成功させる5つの方法」と題して、夏の過ごし方をより具体的かつ詳しくお話しさせていただく予定です。ぜひご参加ください。

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