「暗記に苦戦しています」
2011.07.21
今回は、「暗記に苦戦し、社会の成績だけがどうしても上がりません。どうすればよいでしょうか。」(小4保護者)というご質問に対してお答えいたします。
どの科目もそうなのですが、その科目に興味があるかどうか、楽しく学習できているかどうかが成績には大きく影響してくるものです。
「社会=暗記」と考えられがちですが、どうしてそうなるのか、というつながりを意識して考えていくと楽しく学習ができる科目です。また算数などと比較をすると、テーマが身近にあるものが多く、よく言われる『好奇心』を刺激しやすい科目のはずです。しかし、苦手としている生徒の多くが、社会という科目を身近に感じられず、机上の学習と捉えてしまっているために、結果として敬遠していることがあるように感じます。
以前、私が担当していた生徒で、お父様が関西方面に単身赴任をしたことをきっかけに社会(地理)が得意になった生徒がいました。今まで地図でしか見たことがなかった地域が、急に身近に感じられたことで社会という科目の持つ意味や楽しさが分ったようです。夏休みにお出かけになる際には、ぜひお子様の社会のテキストを事前に(内緒で)見て、計画を立てていただくのがよいと思います。
また、どの塾でも5年生からは歴史の学習が入ってきます。4年生の間に歴史に興味を持たせることは、とても効果的です。最近は歴史アニメや歴史マンガもあるようですので、お子様が興味を持ちそうなところから、活用していただくのもよいと思います。
最後に、『暗記が苦手』と言われるお子様は頭の回転が速いため、覚える前に飽きてしまい、定着しきれないことが多いようです。このタイプのお子様は興味を持てば一気に覚えるようになるので、そのための学習アプローチをしていくことが大切になってきます。
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