『気持ちを察することで育む読解力』
2011.07.29
たくさんの本を読んだ経験がある子どもほど、内容を正しく理解する読解力が身についていることは言うまでもありません。しかし、その読解力は本を読んだから身についたものではなく、「なぜ、泣いているのだろう?」「なぜ、怒っているのだろう?」など、主人公の気持ちを考えることを繰り返した結果、身についた力なのです。
とはいっても、今まで、自分の周りにいる人が何を考えているのか気にしたことがなければ、本を何度読み返しても主人公の気持ちはわかりません。
逆に、親や兄弟姉妹、友だちの気持ちを察することのできる子どもであれば、本を読めば自然に主人公の気持ちが正しく読み取れるようになるのです。
まずは、「お母さん(お父さん)はどう感じていると思う?」と声をかけることで、他人の気持ちを察する機会を与えてみましょう。
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