「第3回低学年セミナーを実施しました」
2011.07.14
今年度、第3回目の「低学年セミナー」を7月12日の午前中に実施させていただきました。関東地方は平年より12日も早い9日に梅雨が明けました。この日も朝から太陽がギラギラと照りつけ、物凄く暑い日でしたが、多くの保護者の方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。
「2学期につながる、有意義な夏休みの過ごし方」をテーマにお話ししました。
今日から数回に渡って、セミナーのアンケートにお書きいただいたご質問にお答えしていきます。
「夏から塾に行こうと決めました。学習計画表を立てる上での注意点を教えてください」(小4保護者)
まず、考えるべきことが3つあります。
(1) 無理のない計画を立てること
(2) 長い夏休みをいくつかのタームに分けて考えること
(3) お子様の状態を考えて予定を組むこと
それぞれ具体的に見てみましょう。
(1) 無理のない計画を立てること
小学校4年生のお子様がひとりで学習する場合、集中力が持続する時間は長くて40分程度とお考えください。ですから、一日の学習時間をいくつかに分けることが必要になってきます。
(2) 長い夏休みをいくつかのタームに分けて考えること
受験学年である6年生になれば話は別ですが、約40日間の夏休みの間、毎日学習時間を設ける必要はありません。勉強に集中する時期、勉強のことは全く考えずに過ごす時期など、ご家庭のご都合などを鑑みていくつかに分けることが必要です。夏期講習会をご受講されるのであれば、その期間は計画表通りに学習する時期とすべきでしょうが、それ以外の時期であれば、『学習のための』計画表を作成する必要はないと考えます。
(3) お子様の状態を考えて予定を組むこと
学習計画がうまく進まない原因として、お子様が学習に集中できない時間に学習時間を設定してしまっている場合が多く見受けられます。たとえば、習い事などで疲れている時間であったり、楽しみにしているテレビが放映される直前の時間であったり...。どの時間帯であればお子様が学習に集中できるかを考え、そこに学習時間を組み込むようにお考えください。
次に、学習計画表についてですが、学習計画表には大きく分けて2種類あります。一つは学習習慣を確立するために作成するもの、もう一つは学習を効率的に行うために作成するものです。
今回、初めて塾に通われるのであれば、「学習習慣を確立するための計画表」を作成することになります。まずは、お通いになる予定の塾に、家庭学習時間がどのくらい必要かを問い合わせてみてください。早稲田アカデミーの場合、算国2科目の場合で1日1時間から1時間半、理社もご受講される場合は、プラス30分とお考えください。
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