「夏期講習会の小4の授業が終了しました」
2011.08.03
私が担当していたクラスの生徒たちも、本当に明るく元気に、授業に宿題にと取り組んでくれていました。学校行事(林間学校など)で欠席の生徒もいたのですが、体調不良などによる欠席や遅刻はほとんどなく、生徒たちも講習会を「楽しんで」くれたようです。
以前の記事にも書かせていただきましたが、最初に伝えた3つの目標へ向けた意識も高く、難しい問題でも「考えて」解くようにがんばっていました。
その結果、生徒たちのノートの作り方や家庭学習に対する意識も高くなり、二学期からの学習につながるものと考えています。
さて、夏期講習会以降の夏休みの学習留意点を、少しだけ書かせていただきます。一番のポイントは毎日少しずつでもかまわないので学習する時間をとることです。そのために早稲田アカデミーが開発したのが、『日々の○○』シリーズです。算数を例にとりますと、見開き2ページを一日分として、26日分の問題が並んでいます。
私も講習会の最終授業で配布したのですが、生徒たちの感想は『うわっ!厚い!!』でした。『答えだけでこんな厚さだぁ(>_<)』なんていう声も聞こえてきたり・・・。
この26日分を、まず最初に日割りの計画を立ててください。毎日、少しずつ数や計算に触れていくことが目的なので、くれぐれもまとめて一気に終わらせてしまうことがないようにしてください。ご旅行などでできない日の分は、予備日に行うのでもかまいませんが、それでも一日最大で3日分までとしていただくのがよいと思います。
また、1日分の左ページは計算、右ページは一行問題(文章題)となっていますので、その二つを一日の中で分けてやっていただいてもかまいません。例えば、朝起きたら10分間時間を計って計算ページをやり、夜寝る前に右ページにとりかかる、というようなスタイルでも問題ありません。
福田の法則 其の8 「日々の〇〇」は、毎日計画的に行うことで効果を発揮
次にSSゼミです。夏休み後半に、各校舎で実施される夏の特別講座"SSゼミ"ですが、今年度の小4算数は下記の単元カリキュラムで、二学期の先取り学習を行います。
第1回 植木算・周期算・規則性
第2回 樹形図の書き方・順列組み合わせ
第3回 多角形の性質・等積変形・円と角度
第4回 立体の展開図・体積
いずれの単元も、中学入試で必ず出題される重要単元です。小4二学期には、その頻出重要単元の基礎学習(導入)を行います。非常に大切な単元なのですが、一週間という限られた時間の中で学習することになるため、深いところまでの定着が難しくなってしまいます。そのために、夏休み中に「先取り学習」としての講座を用意させていただいております。単なる知識の定着ではなく、本質的な考え方から学習させるカリキュラム・教材になっておりますので、ぜひしっかりと参加をしていただきたいと考えております。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」