「親はいつまで教えるべきか?」
2011.09.16
小学校4年生くらいまでは、親が徹底的に見ていると成績は上位をキープできるものです。
しかし、受験学年までそれを続けるわけにはいきませんし、親が見ることの弊害も実はあるのです。
以前にも、『中学受験の成否は精神的成長度合いで決まる』と低学年セミナー(クローバーセミナー)などでお話しさせていただきました。親がいつまでも横について教えていると、依存心が抜けきらず、精神的にも自立できないまま受験を迎えることになりかねません。そのためにも早めに手を放すことをお勧めします。
また、算数などはひとつの問題にさまざまな解法があり、講師はテキストに載っていない解法を選択する場合もあります。塾での教え方と家での教え方が違ってしまうとお子様が混乱をしてしまい、わかっていたはずのこともわからなくなってしまう恐れも出てきます。
『いつまで親が教えるべきか』という点に関しては、全ての生徒に対して共通の回答はありません。まず担当の講師とご相談いただき、手を放す時期を考えるのがよいと思います。その際は、必ずお子様の自立を促すような言葉かけてあげてください。また、一度手を放すと決めたら、少々のことでは動じずに(手を放した当初は一旦成績は下降するものですが)再び手を出すことは避けた方がよいでしょう。
"教える"ことから手を引いたら、その後は後方支援にまわって応援してあげることが効果的だと思います。スケジュール管理やプリントなどのファイリングは手助けをしてあげてください。その役割分担も明確にしておくとよいと思います。
***小1~小4保護者対象 『第4回クローバーセミナー』(参加無料)***
一学期に3回実施させていただいた教育セミナーを二学期も開催いたします。第4回目は、9月20日(火)に下記のプログラムにて行います。まだ申込を受け付けておりますので、早稲田アカデミー各校舎、またはHPよりお申込ください(定員になり次第、締切とさせていただきます)。
●日時:9月20日(火) 10:00~11:40(9:30開場)
●会場:
早稲田アカデミー本社5号館 多目的ホール(JR池袋駅西口より徒歩8分)
●対象:小1~小4保護者
●内容:
(1)「自ら考え、判断することのできる若者」を育てるための留意点
― 独協埼玉中学校 校長 柳町 道廣 先生 ―
(2)レディネス~学習成立のための準備性~― 早稲田アカデミー 福田 貴一 ―
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■□四つ葉のクイズ 其の4□■■
正解は次回のブログで発表します。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」