『中学受験をポジティブにとらえよう』
2011.11.09
本日、早稲田アカデミー本社で『第5回クローバーセミナー』を実施させていただき、『中学受験をポジティブにとらえよう』というテーマでお話しをさせていただきました。今回もたくさんの皆様にお越しいただき、本当にありがとうございました。アンケートも拝見させていただき、ご記入いただいた様々なご質問については今後もブログ上でお答えしていきたいと思っております。
セミナーの中では中学受験を経験した大学生へのアンケート結果から、中学受験をして"よかったこと""よくなかったこと"という点に注目をして、中学受験をプラスにとらえるためのお話をさせていただきました。その中で、少し触れさせていただいた、早稲田アカデミーの創業社長でありました須野田誠の『わが子を救う教育サバイバル術』について今日は書かせていただきます。この本は2002年に須野田の初めての著作として世に出たものです。私自身はちょうど池袋本部校の責任者として勤務しておりましたので、直接この本の内容などに関しても話しをした覚えがあります。
テーマは『中学受験をポジティブにとらえよう』
今回のセミナーでは"中学入試で得られるもの"という話をさせていただいたのですが、この本の中にはたくさん"得られるもの"について書かれています。私が保護者の皆様からお子様をお預かりする中で、常に頭の中に置いてある言葉でもありますので、今回はいくつか抜粋して紹介させていただきます。
『早稲田アカデミーでは「本気でやる子」を育てる、それを教育理念としています。進学塾として合格実績を上げる努力を惜しむことなく、受験勉強で頑張る子供たちを応援していきます。そして、本気で立ち向かった全ての受験生に合格を勝ち取ってほしい。
またそれだけではなく、勉強の過程で子供たちに生きる上での判断力や知恵を身につけてもらいたいと願っているのです。
これが、早稲田アカデミーが真に目標としていることです。』
『親が自分の子供に対して受験勉強をさせるということは、もちろんわが子が一流大学合格というブランドを獲得し、そのことが一流企業への就職に役立つという面もあります。しかし、もう少し大きく捉えれば、少年期に頭脳を鍛えることが将来の日本を背負うリーダーの育成につながり、ひいてはそれが日本を救うことになるといってもけっして過言ではありません。』
『親はわが子の人生にとって、本当に一番大切なこととは何かを考えなければなりません。将来、親がいなくなっても自分で自分の人生を考え、人生に問題が発生すれば自分で解く能力を身に付けさせるべきであり、それがわが子に残してあげられる最大の財産なのです。そして、これが財産であることに親は自信をもつべきでしょう。お金や高価な宝石、ブランドの時計をわが子に残してやったとしても、もし盗まれてしまえばそれで終わりです。しかし、身につけた判断力や知恵は、何人といえどもけっして盗みとることはできないのです。』
今年度の『クローバーセミナー』は今回で終了となります。もちろん、まだまだお話しさせていただきたいことはたくさんあるのですが、ここからの三ヶ月は私が校舎で、そしてNN開成クラスで担当している受験生になるべく沢山の時間を使っていきたいとも考えておりますので、年が明けるまで講演会はお休みとさせてください。このブログやHPのクローバー通信Q&Aは継続してまいりますので、よろしくお願いいたします。
正解は次回のブログで発表します。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」