「子どもっぽい子」は中学受験に不利?
2011.11.18
「大人びている子」が難関校に合格しやすいならば、「子どもっぽい子」は中学受験に向かないのでしょうか?
確かに、中学受験をする12歳の時点で「子どもっぽい子」と高校生が読むくらいの本まで読める「大人びた子」を比較した場合、「大人びた子」の方が学力的には勝ります。その結果、能力だけで考えれば偏差値65くらいの学校が目指せるにもかかわらず、「子どもっぽい」ために難問を解く力が足りずに偏差値60くらいの学校しか選べない子どもも出てきます。
しかし、子どもたちを受け入れる側である私立中学校に「大人びた子」と「子どもっぽい子」のどちらに入学して欲しいと考えているかを聞くと、意外にも、「中学入試で疲れきっていない子」、「これから伸びていく子」という答えが多くの学校から返ってきます。なかには、「私たちがしっかりと育てるので精神的な成長は全く関係ありません」と言い切り、学力向上だけでなく、精神的な成長を促すカリキュラムを組むことで、着実に大学進学実績を伸ばしている中高一貫校もあります。その理由は、「子どもっぽい子」は12歳の時点で精神的に成長していないだけで、中学に入ってからの学習や生活の中で精神的に成長することで、「大人びた子」となんら変わらないからとのことです。
■□四つ葉のクイズ 其の12 解答発表□■■
正解できましたでしょうか?次回のブログで、四つ葉のクイズ其の13を出題する予定です。お楽しみに。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」