『環境が子どもたちを変える』
2011.11.22
12歳の段階で、「子どもっぽい子」と「大人びた子」に分かれていた子どもたちも、「子どもっぽい子」がどんどん精神的に成長することで、15歳くらいになればその差はほとんどなくなります。そういった意味で高校受験や大学受験は、精神的な成長の差がないなかで臨むことになります。
このように説明すると、『だったら「子どもっぽい子」は高校受験で難関校を目指したほうがいいはず』と思われるかもしれませんが、それは違います。「大人びた子」で中学受験をしなかった場合は、受験した場合とでは学ぶ環境が変わりますが、すでに12歳の段階で頭の中にある引き出しが整理されているため、どのような環境でもそれなりの学力を身につけられます。しかし、「子どもっぽかった子」で中学受験をしなければ、精神的には追いつくことはできても中学受験をした子に比べれば学力が身についていません。おのずと選べる高校は制限されてしまいます。
「大人びた子」と「子どもっぽい子」を比べれば、「大人びた子」ほど中学受験においては優位であることは事実です。しかし、「子どもっぽい子」こそ、どのような環境で精神的に成長させ、学力を身につけさせたいかを考えなければならないということは間違いなさそうです。
■■□四つ葉のクイズ 其の13□■■
正解は次回のブログで発表します。
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