『子どもたちの憧れる職業』

2011.12.02

前回の記事で『将来なりたい職業が塾の先生』と言った生徒がいるという話を書きました。今日はその話の続きを。

お弁当の時間に小4の生徒たちと話をしている中で『みんなは将来何になりたいの？』と聞いてみました。土曜日のＹＴ教室にいつもサッカーチームのユニフォームで来るK君が元気よく手を挙げてくれ、予想通り『サッカー選手！』と答えてくれました。それをきっかけにみんなが口々に『電車の運転手！』『お医者さん！』『NASAの人！』なんて叫び始めました。中にはひとりでいくつもの職業を挙げる生徒もいました。

O君が『テレビ局！』と言って、みんなが『なんかおかしい！』と騒ぎになってしまいました。『テレビ局は仕事じゃないよぉ～』『そうだね。テレビ局は仕事じゃないけど、O君はテレビ局でどんな仕事したいの？』 『テレビの仕事』『テレビに出たいの？それとも番組を作ったりする方かな』『出たい！』

整理をすると、彼のなりたい仕事はアナウンサーのようなものであることがわかりました。

その中で、ひとりの生徒が『塾の先生』と言ったのです。うれしくもあったのですが、ちょっと照れくさくもあり...。しかし、そう言った彼の表情は真剣なものでした。理由を聞いてみたところ、とても単純なものでした。

ひとつには、彼は塾の授業が大好きで、塾がとても楽しいと感じていること、そして毎日その楽しい空間で仕事をしたいと思ったのが理由でした。

そしてもうひとつ、大人の仕事を考えた時に一番身近に思えたからのようでした。

私が小学生の時には『学校の先生』というのが人気職業のひとつだったように思います。私自身も「先生になりたい」と思った記憶もあります。あの頃の我々が先生に抱いた憧れと同じものを、目の前の彼らが抱いているのだとすれば、その気持ちに応えるためにも、より一生懸命、よりわかりやすい授業をし、彼らの成長を応援していかなければいけないと、あらためて強く思いました。

■□四つ葉のクイズ　其の14　解答発表□■■

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