『受験生としての冬休みの過ごし方』
2011.12.20
前回のブログで『受験生の冬からの伸び』について書かせていただきました。NN開成クラスで担当している生徒がさっそくブログを読んでくれたらしく、土曜日の授業が終了後、私のところにやってきました。その生徒は、「12月の合不合判定テストがよくなかったので落ち込んでいたんですけど、がんばります!」とわざわざ言いにきてくれたのです。目の輝きと言葉の強さに、彼の決意を感じ、彼の明るい未来を確信しました。
以前の記事の中では、冬休みは期間が短いので計画的に...と書かせていただきました。すでに冬休みの計画の大枠はお考えになられていると思いますので、今日は、計画通りに学習を進めていくために必要な目標設定に関して書きたいと思います。
この冬は、受験生としての冬休みをイメージして、目標を持って過ごすようにすることがポイントとなります。受験生たちは、ひと月先の受験に向けてラストスパートをかけるわけですから、その目標は中・長期的なものではなく、短期的な目標の方がよいでしょう。例えれば、短距離走の感覚と言ってもよいかもしれません。夏休みは期間が長いため、中・長距離を走る持久力も必要ですが、冬休みは短距離を全力疾走する集中力と瞬発力が重要になってきます。ですから、比較的近いところにゴールが見えていることが必要になってくるわけです。
小4生で早稲田アカデミーにお通いの方であれば、一月末に行われるYT教室の組分けテストが目標としては最適だと思います。時期的にもちょうどよいタイミングですし、単なるテストではなく、組が決まるという「結果」が出る点でも目標としやすいはずです。模擬入試のような感覚で、このテストを目標に設定していただくのがよいのではないでしょうか。
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