『「わかる」を「できる」にするトレーニング』
2012.01.17
2日連続で「カリキュラムテストの必要性」についてお伝えする企画。昨日は、『「試すテスト」ではなく「定着させるためのテスト」』について書かせていただきました。2日目の今日は、『「わかる」を「できる」にするトレーニング』についてです。
精神的な成長過程にあり、様々な思考方法や考え方を学んでいる途上にある小学生は、「わかった」ことがすぐに「できる」ようにはなっていません。それをトレーニングし、「わかる」と「できる」の距離を縮めていくことがとても重要なのです。
小学生の場合、宿題や家庭学習で問題を解いても、なかなかoutputのトレーニングにはなりません。考えているように見えても、実際には頭の回転は止まっているということもあります。カリキュラムテストは練習試合ですから、勝ち負けではないにしても結果が出てきます。そして、テスト時間中は誰も助けてくれません。自分一人の力で考え抜くしかないのです。たとえ、その問題は解き切れなかったとしても、真剣に考えていた時間そのものが、outputのトレーニングになり、その問題を記憶することにつながるわけです。
言い方を変えれば、「できる」ことだけをくり返していても、成長することはできません。「できない」問題を真剣に考えているテストの時間が、トレーニングになり、成長をもたらしてくれるのです。
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