『雨の幕張メッセ ~千葉県私立中入試がスタート~』
2012.01.20
1月20日...今日から千葉県私立中学入試がスタートしました。千葉県内に住む多くの受験生にとっては今日からの三日間で進学先が決まることになります。私も市川中学校の入試の激励に行ってまいりました。
天気予報通り、冷たい雨が降る中での入試となりました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、市川中学校は平成15年に共学化して以来、県外からも多数の受験生を集める人気校となっています。毎年およそ3,000名の受験者数となり、学校の教室だけでは収容できないことから、幕張メッセを入試会場として使用しています。今年は震災の影響からか、2,600名程度の出願者数となり、例年よりも若干減っているようですが、人気が衰えているわけではありません。
私が直接担当していた生徒も多数受験することになっていました。現在市川校で担当している生徒たち、NN開成クラスで担当している生徒たち、昨年まで勤務していた新浦安校で小5まで担当していた生徒たち、全員の生徒にどうしても声を掛けたかったので、生徒の集合時間は8時10分ですが、その一時間半前くらい前から、幕張メッセの国際展示場の前に陣取りました。早稲田アカデミー各校舎からも、生徒の激励に駆けつけた職員がたくさんいましたし、他の塾の方々もたくさんいらしていました。残念ながら天気予報通りの冷たい雨でしたが、受験会場前は熱気に包まれていました。
ここまでくると、してあげられることはもうあとただ一つ。全力を出し切って欲しいと願いながら『緊張するなよ』『実力を出して!』と言葉を掛けながら握手をしてあげることです。私の顔を見てパッと明るくなる生徒の顔、『がんばってきます!』と元気よく返してくれる生徒の声、握手した手を力強く握り返してくれる生徒の手...一人ひとりの入試にかける思いが伝わってくるようでした。
12歳の子供にとって、たった一日の、たった一回の試験で将来が決まってしまうという試練は厳しいものなのかもしれません。しかし、その一日のために真剣に努力をしてきたその経験と、身につけてきた学力は、どんな入試になったとしてもなくなってしまうものではありません。入試が入試である以上、受験生全員が志望校への合格通知を受け取れるわけではないでしょう。しかし、全ての入学試験が終わり、結果が出た後で、後悔だけはして欲しくないと思っています。そのためにも、今までに培ってきた実力を100%発揮して、悔いのない受験をすることができるように、残りわずかの時間で、できることは限られていますが、私も最後まで応援していこうと思っています。
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