『教材の使い方の確認を』
2012.02.10
新年度のスタートは順調に切れましたでしょうか。
一週間の計画を決めて、計画通りに進めていければ一番よいのですが、最初からそこまでの形で進めることは難しいでしょう。
まずは、教材の内容と使い方をしっかりと理解するようにしてください。
以前の記事にも書かせていただいたのですが、まずご理解いただきたいのは「教材は全てを扱う必要はない」ということです。塾の教材は、学校の教材のように、誰もが全ての内容を扱えるものではありません。例えば、小学校4年生の国語の教材を例にとると...
(1) 予習シリーズ
(2) シリーズ漢字とことば
(3) シリーズ演習問題集
(4) 応用演習問題集
(5) 日々の国語
...の5種類があります。これらの全てをこなしていこうとすると、絶対に時間が足りなくなってしまいます。
国語が得意なお子様であったとしても、時間が足りなくなるでしょうし、こなすだけの家庭学習になってしまうと完成度が低くなり、
場合によっては逆効果になってしまうこともあります。保護者の皆様の中には『購入した教材なんだから全てを扱うべきだ』とお考えになられる方もいらっしゃるのですが、上記のような点をご理解いただければと思います。
言い換えれば、その生徒やクラスに必要な内容を取捨選択して使うために、多めの教材や問題が用意されているとお考え下さい。
さて、その教材の内容と使い方をご理解いただくのが、新学年の学習計画を立てるスタートだとお考え下さい。計画を立てるというと、
まずスケジュール表を作成して、と考えたくなりますが、なによりも一週間の中でどのような学習をするかを把握しなければ、
スケジュールそのものを立てることができないはずです。初回授業で行われた「オリエンテーション資料」や、
各学年の「学習の手引き(ドリームキャッチ)」などをご覧いただくと宿題の内容や進め方もご理解いただけると思いますが、
なによりも担当の先生からの指示をしっかりとご確認いただくことが重要です。お子様経由ではわからない点がありましたら、
お気軽に早稲田アカデミー各校舎の担当講師までお問い合わせいただければと思います。また、その中でできましたら宿題の内容だけではなく、
標準的な所要時間(どれくらいかかるか)もご確認いただくとよいでしょう。
正解は次回のブログで発表します。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」