『精神的な成長のために(2) ~精神的成長を促す働きかけ(前編)~』
2012.03.23
前回予告させていただいた通り、お子様の精神的成長を促すためにご家庭でできることを書かせていただきます。
精神的に成長するきっかけになることにはいくつかのパターンがあります。大きく心が揺れ動かされるような出来事もそのひとつです。
『感動』と言い換えても良いかもしれません。ただ、なかなか普段の生活の中でそのような出来事を作ることは難しいでしょう。
また、どんな出来事でもそれが日常的なものになってしまえば、慣れてしまって『感動』のレベルにまで昇華するのは難しくなります。
では、日常生活の中ではどのような働きかけが有効なのかというと、大きく分けて、3つの方法があります。
まず、第一にお子様自身の意識を高めるという方法です。自覚を促すと言えば分かりやすいでしょうか。
『もうお兄さんなんだから...』というような言葉掛けも有効なようです。
実際に、弟や妹が生まれたということがきっかけとなって、言動が大きく変わったというケースは多いようです。
次に、他人の考え方を理解する、理解させるという方法があります。
精神的に幼い場合、利己的な考え方から抜けられないのはお分かりいただけると思います。
幼児の場合、まず自分ありき、だったことを思い出される方もいらっしゃるかもしれません。
それが成長してくるに従って、自分に近い順から他人の考えていることを理解するようになっていきます。
小学校3年生~4年生くらいでは、両親や友人というところまで、その領域は広がってきているはずです。
そのエリアがさらに広がるような働きかけが、精神的成長を促すことにつながるわけです。
例えば、普段は離れている祖父母との会話であったり、外国人との触れ合いであったり...。
私が担当していた生徒で、学校に海外からの転校生が来たことがきっかけに変わったのを思い出しました。
少し長くなってしまいましたので、次回のブログにて続きを書かせていただきます。
正解は次回のブログで発表します。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
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