『プレ中学入試報告会を実施いたしました』

2012.03.02

昨日の午前中に、本社５号館ホールにて『プレ中学入試報告会』を実施させていただきました。多数の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。会場の収容人数を超えるお申し込みをいただいており、会場の後ろ半分は机のない座席だけの構成にさせていただいていたのですが、それでも窮屈な中、真剣にお聞きいただいた皆様に本当に感謝しております。

前半は教務部の千葉より、中学受験概況についてお話させていただきました。外部会場で実施をしている『中学入試報告会』では、今年度の入試の概況を中心にお話しているのですが、今回は新小３・新小４生の保護者の皆様が中心でしたので、今年度の入試状況から占える将来の入試に関しての説明をさせていただきました。紙面の都合で詳しくご説明申し上げることはできませんが、ひと言で言うと、「中堅校以上では大きな変化はないであろう」との予測でした。経済状況などの大きな外的要因がなければ、ここから数年、もしくは十数年は首都圏の中学入試に大きな変化はないでしょう。ただ、中学校の人気の二極化は今まで以上に大きくなると思われます。また、受験者数は大きくは増えないでしょうが、質的な意味での厳しさは増していくと考えています。

後半では私より、『はじまりは、ここから』と題して、中学入試に臨む保護者の皆様への留意点をいくつかお話させていただきました。中学受験をするためには諦めなければならないものもあり、また費用や時間もかかるというデメリットもあるのですが、それ以上に得るものが大きいということから始まって、目標を持つことの重要性について触れました。中学受験でどの学校に進学するかという目標だけではなく、その先の人生の中で、何を目指して中学受験を乗り越えるのかを考えることが、お子様にとってもまた保護者の皆様にとっても入試に向かう上で大きなモチベーションとなるとお話いたしました。その中でプロ野球選手のイチロー選手が、小学校６年生の時に書いた作文も読ませていただいたのですが、お書きいただいたアンケートの中に『子供にも読ませたいので手に入りませんか』というご質問もいただきました。恐らく、インターネットで検索をしていただくと見つかるのではないかと思いますので、ぜひトライしてみて下さい。また中学受験に対しては、保護者の皆様が「誤解」をお持ちになる点も多くあり、その誤解がお子様の学習に向かう気持ちを萎えさせたり、保護者の皆様にとって大きなストレスになる場合が多くあります。そういった誤解についても触れさせていただいたのですが、時間内でお話にするにはあまりにも多くの内容を詰め込みすぎてしまって少し言葉足らずになってしまった点もあったと反省しております。今後の『クローバーセミナー』などでまた詳しくお話させていただくつもりです。

さて、最後に保護者の皆様にアンケートをご記入いただきました。当日の内容に関してのアンケートのウラに、『我が家は多数派or少数派』と題したお子様の生活に関してのアンケートを載せさせていただきました。私も結果を楽しみにしているのですが、本日前半部分の集計結果が出来上がってきました。なかなか興味深い結果にもなっておりますので、じっくりご覧下さい。また、後日の記事にてこの結果に関しての私のコメントも載せさせていただく予定です。

アンケート結果の後半（Ｑ６～Ｑ１０）に関しては、３月７日のブログにて公開いたします。

2017.07.07　『この夏を成功させる５つの方法　～第２回クローバーセミナーより～』

2017.07.05　『夏をなめるな。』

2017.06.30　「国語の学習に関して③　～記述力・表現力～」

2017.06.28　「国語の学習に関して②　～読解力とは～」