『記述問題への抵抗感をなくす方法』

2012.03.09

学年が進むにつれて国語が嫌いになってしまう子どもたちがいます。その子どもたちの多くが、「記述」に対して苦手意識を持っているのです。そこで今回は、記述問題対策について書かせていただきます。

記述が苦手な生徒の共通点は「○をもらいたい」という考えの生徒が多いようです。言い換えれば、理想が高く、「完璧な答案」を書きたいと思うようなタイプです。算数と比較すると分かりやすいのですが、算数では答えが一つ出てきて、それが○か×か、はっきりと分かります。しかし国語の記述答案は、そうではありません。その点が、記述が苦手な生徒にとっては、なんとなく釈然としないのでしょう。そして模範解答通りの記述が書けないことに悩んでしまう･･･。しかし、テキストの模範解答は、あくまでも「模範」ですので、小学生にとって書けるような解答ではないのです。

小５以上になってくると、何が書けていれば得点につながるというような、ある程度テクニック的な記述解法も身につける必要がありますが、それまでは書くことそのものを評価してあげることが大切でしょう。まずは、日記や手紙などの短い文章を書くことから始め、ものを書くことへの抵抗感をなくすことが第一歩です。

■■□四つ葉のクイズ　其の26□■■

正解は次回のブログで発表します。

2017.07.07　『この夏を成功させる５つの方法　～第２回クローバーセミナーより～』

2017.07.05　『夏をなめるな。』

2017.06.30　「国語の学習に関して③　～記述力・表現力～」

2017.06.28　「国語の学習に関して②　～読解力とは～」