『お子様の気持ちのコントロールを』
2012.04.25
4月も後半に入りました。お子様の学習状況はいかがでしょうか。塾では2月から新学期が始まり、学校では4月に新学年となり、それぞれのタイミングで新鮮な気持ちで『がんばろう!』という気持ちになったはずです。しかし、人間の気持ちというのはもちろん変わっていくものですから、だんだんとその『やる気』も薄らいできているのではないでしょうか。早稲田アカデミーの教育理念は『本気でやる子を育てる』です。実は生徒をやる気にすることそのものはそれほど難しいことではないのですが、一番難しいのは、そのやる気を継続させていくことなのです。
保護者の皆様は、わが子には常に高いモチベーションを保って、勉強して欲しいと願うはずです。しかし、人間である以上、モチベーションが高いときもあれば、やる気が低下してしまうときももちろんあるのです。そして、大切なのはその気持ちの動きをコントロールしてあげるという意識を持つことなのです。一年という長い期間の中で、勉強に一所懸命に取り組まなければならない時期を明確にして、そこでやる気を高く持てるように、時には抑えることも必要なのです。
具体的に、一番学習に力を入れなければならないのは「夏休み」です。進学塾に通っている小学生の年間学習量の三分の一は夏休みに行われているという統計結果を見たことがあります。少し誇張気味かもしれませんが、どの学年でも、夏休み(夏期講習会)の学習内容は年間で非常に重要です。小6受験生の夏休みは「受験の天王山」と言われているくらいで、この時期の過ごし方が入試結果に直結すると言っても過言ではないでしょう。この小6の夏休みをイメージしながら、非受験学年でも夏には高い意識で学習に取り組むことが必要です。
さて、夏にがんばることが大切だとして、夏休みに入ってから『さあ、夏休みだからがんばりましょう』と言っても、すぐにはがんばる気にはならないのはご理解いただけると思います。夏休みに「がんばる」ためには、事前にその気持ちを作っておかなければなりません。早稲田アカデミーでは5月21日(月)から夏期講習会・夏期合宿の塾生申込が始まります。少し早いタイミングのように思われる方もいらっしゃると思いますが、このタイミングで私は生徒たちに「夏に向けた気持ち」を作らせ始めます。4月の新学期から少し経って、ゴールデンウィークで一息つき、ほとんどの生徒は学習に対する意識を下げてしまっています。そこで、夏の話をすることで、そこから夏に向けて学習意識を高めていくようにコントロールしていくわけです。実はそこで『よし!夏にはがんばろう』となるためには、ゴールデンウィークで思う存分遊び、楽しんでおくことも大切です。楽しいことがあった次にはがんばって、また次に楽しいことがあって・・・。そんな流れの中でお子様方は前向きな気持ちを作っていくのです。
最後に、5月のゴールデンウィーク明けに、お子様方にオリエンテーションでお話する内容を簡単にご紹介いたします。
ゴールデンウィークは楽しかったかな?どんなことをした?どこに行った? 楽しんだら、次は勉強をがんばろうね!最初の目標は6月3日の『全国統一小学生テスト』だ。「全国大会」だから、いつもよりも本気を出して・・・。大きなテストが終わったら夏休みだよ。夏期講習会で勉強がんばって、がんばったら合宿で思いっきり楽しんで・・・。
そんな話でお子様方の気持ちを盛り上げていっています。
正解できましたでしょうか?次回のブログで、四つ葉のクイズ其の33を出題する予定です。お楽しみに。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
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- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」