四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏期合宿!!』

2012.05.18

来週の月曜日(5月21日)から、早稲田アカデミー各校舎で夏期講習会・夏期合宿の申込受付がスタートします。市川校でも校舎全体の雰囲気を「夏モード」に切り換えて、夏へ向けた生徒たちの気持ちを作っていこうと考えています。一年で一番まとまった学習時間が確保できるのが夏休みですから、高い意識を持って夏期講習会の授業や家庭学習に取り組んでもらう必要があります。しかし、夏休みになってからその気持ちを作ろうとしても、そんなにすぐに気持ちが作れるわけではありません。今から、『夏休みはがんばるんだ』という気持ちを作り始めていただくとよいと思います。そのためにも、夏期講習会・合宿の申込用紙をお書きいただく際には、ちょっとした演出やお声掛けをしていただくのがよいと思います。市川校で先日実施した保護者会では、「印鑑をお子様に押させるのも一つの手段かもしれません」とお話しました。『よし!がんばるぞ!』という気持ちで押しなさい、と話して押させるわけです。

ここからは早稲田アカデミーの夏期合宿についてご紹介させていただきます。早稲田アカデミーの合宿の歴史は古く、以前は全学年共通のレクリエーション合宿として実施されていた時期もあるそうです。本格的な勉強合宿になったのが、今から21年前の1991年。実は私は、その時から合宿にスタッフとして参加しています。現在は志賀高原と苗場で行われていますが、当時は河口湖畔のホテルを一つだけ借りて小6・中3の受験学年のみの実施でした。そこから年を経るごとに規模は大きくなり、現在の実施学年は小4・小5・小6・中1・中2・中3・高2・高3の全8学年、ここ数年は参加者数が一万人を超え、全部で19のホテルを使用して実施しています。志賀高原では1998年に開催された長野オリンピックのアルペンスキー表彰式会場などもお借りして、開校式などのイベントを実施させていただいております。夏期合宿の規模をイメージしていただくのに一番よいのが、観光バスの台数でしょうか。昨年ですと270台以上のバスを使用いたしました。早稲田アカデミーの合宿期間に関しては、大手バス会社のバスの予約がしにくくなるという話も聞いたこともあります。夏期合宿には、早稲田アカデミーの講師スタッフ・事務スタッフ以外に、専属の医師や看護師も同行します。また、生徒が快適に授業やイベントに参加し、楽しめるように様々なサポートをするスタッフも多数参加いたします。これだけの規模の合宿ですから、日本ではもちろん最大規模です。各種メディアからも注目され、毎年多くのテレビ局や雑誌などの取材が行われています。

規模的にも「日本一」であると自負している夏期合宿ですが、実は内容的にも「日本一」であると私は思っています。早稲田アカデミーが実施している合宿ですし、それだけの歴史と経験を積み重ねてきていますので、授業内容・教材に関してはもちろん最高のものであると自負しています。しかし、それだけではなく、各学年のイベントも徹底的に考えて用意されていますし、食事時間や自由時間の配分や、お子様方の生活におけるルールの隅々にまで、勉強に前向きに取り組めるような、やる気を高められるような工夫がこらしてあるのです。

『合宿に参加することで意識が変わる』とよく言われます。ひとつのホテルには早稲田アカデミーの同じ目標を持った同じ学年の生徒と講師たちしかいません。受験学年では、成績でホテルが分かれますから、自分と同じような学校を目指していく生徒たちだけとの濃密な四泊五日になるわけです。切磋琢磨という言葉がよく使われますが、隣の生徒が鉛筆を走らせる音が大きな刺激となって一人ひとりの生徒の胸に残るのです。また、学力を上げるための大きな要素である「精神的成長」を促すことができるのも合宿の効果です。密度の濃い日程を乗り切ったあとの達成感・満足感・充実感、そして感動は、お子様方をひとつの上のステージへと導いてくれます。そういう観点では、受験学年だけではなく、なるべく早い学年で経験させていただきたいと私は保護者の皆様に毎年強くお願いしております。

合宿から帰ってきた生徒たちに感想を聞くとよく出てくる言葉が、『自分たちの』という言葉です。一つひとつの授業が、様々なイベントが、参加している自分たちのために用意されていることがとてもわかって、引き付けられ、集中して参加できたという言葉です。どの学年でも最終日の夜にはキャンプファイヤーが実施されます。そこでは大きな花火が打ち上げられます。合宿の期間がんばった自分たちへのご褒美として、自分たちの頭の上に打ち上げられた花火は一生忘れられないと口を揃えて言ってくれます。その思いが、合宿期間中の授業を、そして「がんばったという達成感」を、それぞれのお子様の印象と記憶に強く残らせることになるのだと考えています。

■■□四つ葉のクイズ 其の35解答発表□■■
四つ葉のクイズ 其の35解答

正解できましたでしょうか?次回のブログで、四つ葉のクイズ其の36を出題する予定です。お楽しみに。

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