四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『クローバーセミナー第2回 夏の計画表トライアル~失敗することで身につく本当の力~』

2012.07.13

朝から非常に蒸し暑い日でしたが、クローバーセミナーにたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。入場券を拝見すると、中には非常に遠方からお越しいただいた方もいらっしゃいました。遠くから、また暑い中お越しいただいた方に、少しでもお役に立てればと一生懸命お話させていただきました。今回は、その内容を簡単にまとめさせていただきます。


四つ葉カフェ

① 失敗することで成功への道が絞られる 失敗することを怖れる必要はありません。一度失敗をすれば、次にはそのやり方を選ばなくなります。だからたくさんの失敗を積み重ねることは、成功への道を選ぶためには必要なのです。学習面においてもそうですし、日常生活においても同じです。今回、夏の学習計画を立てるにあたっても、最初から完璧なものを作ろうと考える必要はありません。失敗を積み重ねていく中で、その子にとって最良の計画や学習方法が選べるようになるはずです。

② 夏の重要性 『一年間の学習量の3分の1は夏休みに』という統計結果もあるようです。実際、早稲田アカデミーの授業時間を計算してみると、小学校6年生の年間授業時間が630時間、そのうち夏期講習会の授業時間は144時間。授業時間だけで考えても約23%、家庭学習時間も考慮すると、やはり3分の1くらいになります。ですからこの夏をどのように過ごすかで、秋以降の成績が、そして将来が大きく変わってくるはずです。

③ 小5までの夏休みの過ごし方は、小6夏休みの練習として 小6の夏休みはそれまでに学習してきた内容の総復習期間となります。当然、学習量そのものも非常に多くなりますが、それ以上に学習の「質」が問われる時期になります。ですから、学習に対する集中度を高める必要がありますし、時間単位の学習密度も濃いものでなければなりません。そして、小6でそういった学習ができるようになるためには、非受験学年の夏休みにそれを経験しておくことが必要になるのです。

④ 夏の計画を立てることそのものを楽しんで 小6の夏に学習効率を高めるためには、夏の学習に向かうモチベーションを高めておくことが必要です。もちろん、小6の一学期に夏の学習についてしっかりと説明し、理解することで「がんばろう」という気持ちを作ることも必要なのですが、一方で「夏はともかく楽しいし、がんばるんだ」という夏に向かうテンションそのものを低学年・中学年の時期から作っておくことも大切です。まずは、今年の夏に向けて「楽しみ」に感じるように、お子様方をリードしていただければと思います。そのためにも夏の計画をご家族で楽しみながら立てていただくとよいでしょう。

⑤ 計画通りに進める鍵は「スタート」にある できあがった計画をうまく進めていくためには、スタートが肝心です。まずは一日のスタートである起床時間。ここで躓いてしまうと、その日の計画はうまくいかないでしょう。また、夏休みスタートの一週間、ここまでがうまく進めば、計画通りに実行することが「習慣」になり、またそれ以降も継続していきたいといういう気持ちもできあがってくるはずです。 上記以外にも、『夏にしかできない体験をしてください』『夏には読書を楽しみましょう』『コミュニケーション力の向上を』というような点についても触れさせていただきました。 いろいろな経験を積んでいたただき、成長できる夏休みをお過ごし下さい。

■■□四つ葉のクイズ 其の42解答発表□■■
四つ葉のクイズ 其の42解答

正解できましたでしょうか?次回のブログで、四つ葉のクイズ其の43を出題する予定です。お楽しみに。

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