『中学受験における夫婦の役割』
2012.07.18
梅雨が明け、いよいよ夏本番です。本日は、「クローバーセミナー」のアンケートにも入れさせていただいた「中学受験における夫婦の役割分担」について書きたいと思います。
早稲田アカデミーで実施している説明会や学校見学会などでも、お父様の姿をお見かけすることが増えてきました。また学校側でも、お父様が参加しやすい休日や夕方に説明会を実施するケースも出てきているようです。
以前、私が担当していた生徒で、お父様が中学受験に猛反対をされていたケースがありました。校舎にお越しいただき、受験や私立中学の状況、公立中学校の話、そして受験へ向けて指導していく早稲田アカデミーの方向性などを長時間お話させていただきました。その結果、中学受験にご賛同いただくことができました。
このケースのように、受験に対しての根本的な部分で、反対の意見をご両親のどちらかが持たれていると、子供は混乱してしまいます。そのような場合は、ご両親でしっかりとお話し合いいただき、全体的な方向性は一致させておくことが必要です。
一方で、ご両親が全く同じように子供に接してしまうのも、デメリットが生じる可能性があります。テストの成績が悪かったときに、お父さんからもお母さんからも厳しく叱られたのでは、子供は逃げ場がなくなってしまいます。一般的によく言われていますように、母親は細かいことに対しても注意を払い、父親は励ます・・・というような役割分担で構わないのではないでしょうか。
ただ直接お子様の勉強にタッチしていると、細かいことを言わなければならないという場面が出てくるはずです。例えば、お父様が算数を教えている場合には、算数の成績に関してはお母様が励ますという場面も必要になってくるでしょう。
何よりも、まずはご両親でしっかりとお話し合いいただくことが重要だと考えます。
さて、クローバーセミナーの最後にとらせていただいたアンケート『我が家は多数派or少数派』の結果【前半】を発表いたします。なかなか興味深い結果になっておりますので、じっくりご覧下さい。
アンケート結果の後半(Q6~Q10)に関しては、7月20日のブログにて公開予定です。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」