『夏期講習会 5日目!』
2012.07.25
早稲田アカデミーの標準日程ですと、7月21日からスタートした夏期講習会も、今日で5日目の授業が終了しているはずです。市川校で私が担当している小4生たちも、毎日元気に塾に通って来てくれています。
夏期講習会期間中は、毎日毎日一定量の宿題をこなすことが必要になりますので、ペースを掴むまでは大変に感じた生徒もいたようですが、ここまでくるとよい意味での「習慣」となったようで、宿題の完成度も上がってきました。今日の午前中も授業があり、『おっ!なかなかよくできているな』なんて言いながら、宿題のチェックをしてあげると、照れくさそうにしながらも、うれしそうな笑顔が返ってきます。帰宅時の廊下で、『先生、今日も帰ったらすぐに宿題やるね!』と声をかけてくれた生徒もいました。
今年度の小4クラスでは国語を担当しているのですが、夏期講習会授業は普段の授業よりも少しだけ時間に余裕がありますので、一段階深く考えさせる授業を行っています。じっくりと文章を読ませて考える時間をとると、普段とは違った傾向が見えてくることがあります。あまり国語が得意でなかったはずの生徒が、目を見張るような素晴らしい記述答案を書いてくれたりするのです。これは、国語だけではありません。その他の科目でもじっくりと時間をかけて考えることで、学習の仕方や考え方が一段階ステップアップすることがあるのです。夏休み期間は、学校があるときよりも家庭学習の時間もとれると思いますので、ぜひお試し下さい。
また、7月22日(日)に、私の市川校では小学校4年生の夏期合宿オリエンテーションを実施いたしました。保護者の皆様も生徒と一緒に参加していただき、DVD映像を通じて、参加の心得や持ち物、留意点などを確認させていただきました。生徒たちは非常に楽しみにしている様子で、お菓子の量やキャンプファイヤーに関しての質問などが飛び交いました。中には初めて親元を離れて宿泊するので不安そうな様子の生徒も若干見受けられましたが...。
昨年もちょうどこの時期に書かせていただいたのですが、小学校4年生の合宿で「救護室」を訪れる要因で一番多いのは「ホームシック」によるものです。はっきりと『おうちに帰りたい』という生徒、『気持ち悪い』と訴える生徒、救護担当者がそばにいると安心して熟睡する生徒、理由はそれぞれ異なりますが、電話でお母様の声を聞くと安心して教室に戻る生徒も多く、我々スタッフも明るく励まして授業に向かわせます。
(もちろん、看護師さんやお医者様も合宿期間中は早稲田アカデミーの生徒のために志賀高原に常駐してくれていますので、本当に体調が悪い生徒への対処も万全ですので、ご安心下さい。)
以前の記事の中でも、夏期合宿の目的のひとつは「精神的に成長させること」であると書かせていただきましたし、クローバーセミナーでもお話いたしました。実はホームシックになることも、精神的成長を促すひとつなのです。親元から離れていることを実感する中で、お子様方は自立していく術を学んでいきます。詳しくはまた別の機会に書かせていただきますが、成績を伸ばすための障害の一つになるのが「依存心」です。難しい問題に出会ったときに「だれかに助けて欲しい」と思ってしまうと、自分で考えて切り開くことができなくなります。親に頼らず、一緒に参加したお友達からの刺激も受けて、ひと回り大きく成長して帰ってくるお子様方を楽しみにして送り出していただければと思います。
正解は次回のブログで発表します。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」