『お子様と趣味の共有を』
2012.09.21
保護者の皆様もさまざまな趣味をお持ちのことと思います。もしよろしければ、その趣味をお子様と共有してみてはいかがでしょうか。
お父様が趣味としているカートをお子様と一緒になさっていたご家庭がありました。レースにおいては、お父様は、お子様を子ども扱いすることなく真剣に相手をしたそうです。そのことをとても楽しそうに話してくれていた生徒の顔を今でも思い出します。親子関係が単なる上下の関係だけでは、親に対する「依存心」ばかり強くなってしまうことがあります。中学受験は最終的にはひとりで戦うことになりますので、依存心が強い子どもは本番に弱くなってしまう可能性が高いです。もちろん受験に限らず、これから先の成長、自立のためにも親への依存からの脱却は早い方が好ましいでしょう。
共有する趣味は、特別なものでなくてもちろんかまいません。例えば、親子でコンサートに行ったり、将棋を指したり、一緒にプラモデルを作ったり、編み物やお菓子作りをしたりということでもよいのです。そこで大切なのは、その場では「勉強」や「学習」といった要素を排除して、親子で心から楽しむことです。
ある学校の親子面接で、お父様への質問として『お子様とはどのような時間を過ごしていますか』という問いかけがあったと聞いたことがあります。子どもの成長が家庭環境によって大きく左右されると考えての質問でしょう。将来の中学受験で、そのような質問がされたときに、答えをたくさん出せるようなご家庭になっていただければと思います。
さて、以前から書かせていただいている私の足のけがに関してですが、残念ながらまだ車椅子の生活から抜け出せないでいます。車椅子や、松葉杖の扱いにも慣れてしまい、昨日の授業もその状態で行いました。先日の授業ではもの珍しそうにしていた市川校小学校4年生の生徒たちも、二回目ともなると慣れてしまって、普通に授業を受けてくれました。ちょうど小学校の体験学習で車椅子に乗ったという生徒も中にはいたのですが...。来週にもう一度MRI検査をして、状態が悪くなければいよいよリハビリが開始です。
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