『実行可能な学習計画表の立て方』
2012.10.12
朝晩だいぶ涼しくなり、とても過ごしやすくなってきました。運動や読書、そして勉強など、秋は何をやるにしても最適な季節です。
今日は、「勉強の秋」を充実したものにするために、実行可能な学習計画表の立て方について書かせていただきます。
単に空いている時間に「勉強」を入れるだけでは、計画通りには進まないはずです。学習(宿題や課題)の内容と、お子様の状態を考えて計画を立てることが必要です。
そのために、まずはお子様の一週間における「勉強以外の予定」を組み立ててみてください。習いごとや、見たいテレビ番組やお友達と遊ぶ時間などなど...。例えば、仲の良いお友達と遊ぶ予定の時間に勉強の計画を入れたとしても、勉強に集中できるわけがありません。予定を立てる中で、お子様が勉強に集中できる時間を探すようにしてください。
お子様が勉強できる時間が見つかったら、宿題や課題の内容を考えて、集中できる時間を中心に学習内容を決めるようにしてください。できれば、宿題(塾からの家庭学習課題)を以下のように分類してから計画表に書き込むと良いと思います。
①まとまった時間が必要で、難度も高い
②まとまった時間が必要だが、難度は高くない(作業的にできる)
③まとまった時間は必要ないが、難度は高い(集中して考える必要がある)
④まとまった時間は必要なく、難度も高くない
例えば、国語の文章問題などは、集中した上である程度の時間が必要になるので、①ということになりますし、漢字の練習は④と考えられます。
上記のように分類した課題をお子様の状態に合わせて振り分けてあげてください。お子様が集中でき、なおかつまとまった時間がとれる時間帯で全ての課題を終えられればもちろん問題はないのですが、なかなかそううまくはいかないでしょう。『すきまの時間』をいかにうまく使えるかがポイントになります。
計画を立てたときは完璧に思えたものでも、実行していくうえで微調整は必要になってくるものです。塾の宿題にはどれくらいの時間を掛ければよいかなど、わからないことも出てくるはずです。その際は、遠慮なく担当講師にご相談ください。実際にお子様を担当している講師であれば、一つひとつの課題をこなすのにお子様がどれくらいの時間を必要とするのか、もしくはどれくらいの時間で終わらせなければならないのかをお伝えすることができるはずです。
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