四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『子どもと一緒に喜ぶことが大切』

2012.10.24

先日行わせていただいた『クローバーセミナー』のアンケートに、「今は楽しんで勉強しているが、いつかは嫌になってしまうのではないか心配です」と書かれているのを見つけました。

そこで今回は、お子様に対する保護者の方の接し方が、学習意欲を左右するということについて書かせていただきます。

小3~小4までの塾での授業や学習を楽しく感じられていれば、この先に大変なことが出てきても大きな問題にはならないでしょう。子供が勉強をつらく感じ始めるのは、内容が高度になり、同じことをくり返すことが多くなって、がんばってもなかなか結果が出なくなり始めるタイミングです。

例えば、小学校5年生から塾での学習を始めた場合は、そのスタート段階から、今までよりも高度な学習内容につらさを先に感じて、嫌になってしまうケースがあります。一方で、小4までに塾で学ぶことの楽しさを知った生徒は、つらさを感じてもそれを乗り越えられることが多いようです。

スポーツを例に考えてみましょう。全てが楽しいことばかりではないはずです。基礎体力のトレーニング(ランニングや体操など)は楽しさよりもつらく感じることの方が多いはずです。それでも楽しく感じられるのは、試合の楽しさなどを知っているからだと思います。塾での勉強も同じです。本来、子供にとって何かを学び、自分の力にすることは楽しいことなのです。

ただ、勉強そのものが嫌になってしまう場合があります。それは、お父様・お母様の学習結果に対する接し方によるものです。小学生の子供にとって、何かをがんばるときのモチベーションは「自分が楽しい」と同時に、「がんばれば親が喜んでくれる」ということにあります。例えば、テストの結果を見せたときにお母様が笑顔になれば、とても嬉しく感じて、次もまたがんばろうと思うわけです。しかし、テスト結果を見る度に顔をしかめてしまうと、「自分がテストを受けるたびにお母さんが悲しく感じる」と思ってしまうようになります。もちろん、結果によってはいつも「笑顔」でいることは難しいかもしれませんが、お子様ががんばったときには笑顔で接してあげるようしていただければと思います。

四葉cafeアンケート

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