『全国統一小学生テストが行われます。』
2012.10.31
11月4日(日)に『全国統一小学生テスト』が早稲田アカデミー各校舎で実施されます。このブログをご覧になられている多くの皆様もすでにお申し込みいただいていることと思います。どの校舎にも全国統一小学生テストの大きなポスターが貼られていますので、お子様方の気持ちも日曜日に向けて高まっているのではないのでしょうか。
もともと子どもは「競い合うこと」そのものは嫌いではありません。ゲームの得点にしても、スイミングクラブの記録会にしても、ライバルや友だちと競い合うこと、過去の自分の記録を破ることを楽しいと感じているはずです。ですから、小学校1~2年生まではテストも楽しいと思っている子どもが多いのです。しかし、小3くらいから、テストを嫌がる子どもが出てき始めます。それには様々な理由があるのですが、ひとつには周りの大人の接し方が大きな要因となっているはずです。テストを嫌がっていては、前向きに学習に取り組むことはできませんし、成績も順調には伸びていかないでしょう。
今回の『全国統一小学生テスト』をひとつのきっかけとして、テストを好きになるように働きかけてみてはいかがでしょうか。ちょうど昨年のこの時期のブログ記事に『ワクワクした気持ちで11月3日(昨年は11/3に実施されました。今年は11/4日曜日ですので、お間違えのないように...)を迎えるために』という記事を書かせていただております。以下に転載いたしますので、ぜひお読みください。
私が担当しているクラスで聞いてみました。
『全国統一小学生テスト、楽しみな人?』
はじめに3分の2くらいの生徒が手を挙げ、まわりを見回して残りの3分の1も手を挙げました。
もちろん、テストですから遊びに行くのと同じような楽しみがあるわけではないでしょう。ただ小学生の子どもたちにとっては、運動会などと同じようにイベントを迎える「ワクワク感」のようなものがあるのだと思います。また、先生の『楽しみだね』という語りかけによって、「楽しみにするものなんだ」ということに気がついた生徒もいたことでしょう。
大きなテストをひとつの「イベント」ととらえて、心待ちにしているような生徒はテストで実力が発揮できるようになります。いわゆる「本番に強い」タイプです。詳しくは、別の機会に譲りますが、入試で合格を勝ち取る子どもは、このタイプが多いのです。
テストを好きになるようにするためには、さまざまな働きかけが必要ですが、まずはテストをがんばって受けたことそのものを評価し、褒めてあげることが必要です。そしてちょっとしたことでもかまいませんから、ご褒美があるといいでしょう。例えば、全国統一小学生テストでしたら、その日の夕食は『ガンバってテストを受けたパーティー』にするのはいかがでしょうか。
「全国統一小学生テスト、楽しみだね。夜は『ガンバってテストを受けたパーティー』にして、○○ちゃんの好きなの作ってあげるよ、乾杯もしようね!」
こんなお母様の一言が、テストを心待ちにする気持ちを作るのだとお考えください。
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