四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『アドベントカレンダー』

2012.11.09

「アドベントカレンダー」というものをご存知でしょうか?由来を調べてみたところ、イエス・キリストの降臨を待ち望む期間を「アドベント」といい、その期間を一日一日数えながら開けていくカレンダーのことを「アドベントカレンダー」というそうです。いろいろなタイプのものがあり、カード型のものから、引き出しになっているものなど様々なのですが、共通しているのは毎日ひとつずつ開けていくというところです。多くのものは12月1日からクリスマス(24日もしくは25日)までの日付がついています。

私の友人にスウェーデンの方がいて、その家には大きなタンスのようなアドベントカレンダーがあります。カレンダーというと壁にかけるようなイメージになってしまいますが、25個の小さな引き出しのついたタンスをイメージしてください。それを11月の終わりに出してきてリビングに置き、そこについている1日から25日までの引き出しにお父さんとお母さんが、3人の子供たちのために簡単なプレゼントを入れるそうです。3人の子供たちに均等になるように割り振って、引き出しに名前を書いてつけておくそうです。中身はちょっとしたお菓子や靴下など、女の子には髪留めなどを入れていたのを見せてもらいました。時にはカードが入っていて、『子供部屋の本棚の黄色い本』などと書いてあり、そこを探しにいくと図書カードが挟まっていました。宝探し的な要素も盛り込んで、子供たちが楽しめるような工夫をしていると話してくれました。

ワクワクしながら毎日を過ごす、ということは日常の生活を充実させるという点ではとても大切なことのように思います。楽しいことが待っているから、ちょっといやなことや大変なことがあってもがんばることができると思うのです。特にお子様にとっては、日々の小さな成功体験と、その結果としてのちょっとしたご褒美というのは、とても楽しいものになるのではないでしょうか。そんなヒントをもらったように思いました。

最近では、日本でもいろいろなものが売られているようですので、もしよろしければお試しください。早稲田アカデミー市川校では『入試まで100日カレンダー』というものを10月の保護者会でお配りいたしました。受験生のお子様の学習スペースに貼って、一日一日を消して、入試までのカウントダウンをしていただくためのものです。受験生にとって、ラストスパートのための気持ちを作る、ひとつのツールとしてご活用いただいています。

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