『今までがんばってきた自分を信じて...。』
2013.01.23
1月20日から千葉県私立中の入学試験が始まりました。私も市川校からの受験生を中心に、早稲アカ受験生たちを応援するために、試験会場に行っていました。
1月20日に入試のあった市川中は、学校の立地や入試難易度などから、近隣地域に留まらず首都圏全域から、非常に多くの生徒が受験するため、幕張メッセの大きな会場で入試が行われます。私も会場の前に行っていたのですが、今年は日曜日ということもあり、お父様やご兄弟が一緒にお越しになっている方もいらっしゃり、例年よりも多くの人出になっていました。
テレビ局もいくつかきていたようで、NHKのお昼のニュースなどでも報道されたそうですので、ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このブログでも以前書かせていただきましたが、来年以降の入試へ向けて見学に来ている小5以下の生徒もいらしたようです。毎年、入試会場の前で握手をしながら思うのですが、最後は本当に精神力の戦いなのだと。
一昔前と比べると、学校や入試に関する情報量も増え、模試や志望校判定の精度も上がったため、塾での進路指導や受験パターンの組み方のレベルは格段に上がりました。また、中学受験そのものも単なるブームではなく、「お子様が成長する環境を能動的に選択する」という一つの『ライフスタイル』となったために、受験校選びそのものも、「なんとなくの憧れ」や「どこかに合格すればいい」といったような考え方ではなくなりました。
その結果、一つの学校に出願する生徒の学力差がどんどん小さくなってきました。分かりやすく言えば、昔は受験生の偏差値が45から55の間に分布していた学校が、今は49から52の間になったイメージです。ほぼ同じような学力の生徒たちと競い合うことになり、誰しもが合格できるチャンスもあれば、不合格になる危険性もはらんでいるのです。
そんな戦いの中で、最後の最後に勝負を決めるのは、やはり精神力、学力だけではない『心の力』であると考えています。私は受験生からハチマキにサインを求められると...
『今までがんばってきた自分を信じて...』...
というメッセージを書いています。自分を信じることが、自信につながります。その自信が、不安を吹き飛ばし、入試当日に集中して、今までに培ってきた100%の力を発揮できるのだと思います。
今までの自分に自信を持つということは、簡単なことではありません。「根拠のない自信」などというものはあり得ないのです。小学校6年生の1月・2月に強い自信を心の中に形作るためには、そこまでの過程が重要であることは言うまでもないのです。『小学校3年生からずっと塾に通ってがんばってきた』というような年月も自信のひとつになるでしょう。志望校への合格者が多い塾に通ってきた、ということも自信につながります。定員300名の学校に対して、3名しか合格していない塾と50名以上の合格者を輩出している塾とでは違いが出ることはお分かりいただけると思います。
しかし、なによりも強い自信に繋がるのは、自分自身がどれだけその学校に向けてがんばってきたかということです。今までの自分の努力は、自分自身が一番よくわかっているはずです。その気持ちを作るためには、早い時期に志望校を固めることも必要になってきます。
早稲田アカデミーは偏差値に表れない『逆転合格』が多い塾と言われることがあります。確かに、秋から冬にかけての志望校判定模試で一度も50%を超えていない学校に合格を勝ち取る生徒が毎年たくさんいらっしゃいます。その一番のポイントは、この『心の力』の強さが入試を左右するポイントであることを、小6受験生担当の全講師が理解し、単に入試問題の解法を教えるだけではなく、受験生にとっての心の支えとなっているからだと思います。
茨城・埼玉・千葉の入試はほぼ一段落し、いよいよ東京・神奈川の入試がスタートするまで一週間となりました。しかし...
受験生のみなさん!まだまだ一週間あります。できることはたくさんあります。
最後の最後まで伸び続ける皆さんを早稲田アカデミーは全力で応援します。『自信』を持ってこれからの入試に臨めるように、悔いのない中学入試にするためにも、目の前の問題に集中してがんばってください!
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