四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「タイ・バンコクで感じたこと ~グローバルな人材を育てるために~」

2013.06.28

前回の記事にも書かせていただきましたが、早稲田アカデミーと提携している海外進学塾の講演会に参加するため、タイのバンコクに行ってきました。写真の会場で講演をしたのですが、思っていたよりも多くの方にご参加いただきました。海外にお住まいの皆様の日本での教育や受験に対する関心の高さを強く感じました。


ご参加いただいた方の中でも、このブログをご覧いただいている方もいらっしゃると思います。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


タイ


さて、日本の教育の方向性として、いま強く打ち出されているのが「グローバル人材の育成」であることは皆様もご存知のことだと思います。今回のように海外に行くと、「グローバル」という言葉がやはり頭に浮かんできます。今回はそんな話を書かせていただこうと思います。


コミュニケーションツールとしての外国語習得は、国際的に活躍するためには絶対に欠かすことができないものだと思います。単に高校受験や大学受験のための英語ではなく、大学で学ぶために、そしてその先社会に出て活躍するために、「使いこなせる英語」はこれから先の社会では、必須のものとなってくるでしょう。


一方で本当の意味でのグローバル人材となるためには、単に外国語を習得するだけではだめだと思います。同じアジアでも日本とタイでは風習や習慣が違うのだと今回も強く感じてきました。生活環境や宗教的背景が違うだけではなく、人のあり方や考え方も違う部分があると思います。本当の意味で「グローバル」な人材となるためには、そういった文化や環境、考え方が違う人々を理解し、受け入れ、さらに自分の考えを伝えられるようになることが、絶対に必要なのです。一昔前の中学入試の物語文の出典としてよく見られたのは、受験生と同じような世代の現代に生きている少年少女が主人公の作品です。しかし、最近では非常に幅の広い出典が目立ちます。明治大正時代の物語や海外の作品など・・・。自分とは違う境遇の登場人物の気持ちをとらえるような出典が増えてきたのは、上記のような視点と無関係ではないと思います。


私事で恐縮ですが、人生で初めて「カルチャーショック」と言えるような体験をしたのは、実は今回講演に行ったタイ・ネパール・バングラデシュに学生時代に行ったときでした。そのときのことを思い出しながら、今回の記事を書かせていただきました。

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