「夏休みの終わりに...」
2013.08.23
一昨日の記事にも書かせていただきましたが、夏休みも終盤にさしかかってきました。お子様方はどのような「夏休み」を過ごされましたでしょうか。充実したものであればよかったのですが...。
さて、どのような夏休みであったとしても、一つの区切りをつけて次に向かうことが大切です。小学生の皆さんにとって、夏休みは一年の中でもとても大きな位置づけのものですから、夏休みの終わりに振り返り、まとめておく(ケジメをつけておく)ことで、二学期の学習面や生活面が充実し、また来年の夏休みの過ごし方にもよい影響を与えるはずです。
生活面に関しては、「夏休みの(学習)計画表」を作っていれば、それをもとに行うのがよいでしょう。計画通りに実施できた日が何日くらいあるのか、できなかった日はどうしてできなかったのかなどを簡単に振り返り、全体としては●●点、というような評価をつけてあげるとよいかもしれません。
学習面に関しては、まず学校の宿題と塾の宿題がきちんとできたかどうかのチェックからでしょうか。塾の授業で使用したテキストやノートも一緒に見ながら、夏休みの間に学習した全体量をあらためて確認するのもよいかもしれません。毎日の積み重ねの結果、これだけの量の学習をこなすことができた、ということを目で見て確認することで、お子様自身に達成感や満足感が生まれ、自信にもつながるはずです。
最後に、夏休みの間に楽しかったことを思い出させてあげることも忘れてはなりません。生活面・学習面だけのまとめを行うと、ともすればお子様によってはめげてしまうこともあるかもしれません。『夏休みは楽しみだ』という気持ちを持つのは小学生にとって当たり前ですし、そうでなければならないと私は思います。実は、小6受験生の夏の学習密度を高めるためにも「夏を待ち遠しく思う気持ち」は大切なのです。そのためにも、最後は「この夏楽しかったこと」で締めくくるようにするのがよいと思います。
低中学年の皆様は、夏休みの最終日に上記のような場を1時間程度でも設けるようにして、それを毎年の慣例にしておくと、夏休みの過ごし方そのものが充実してくると思います。お子様自身の中でそれがうまく根付けば、夏休みの始まる前に自分から目標を立てるようにもなるはずです。
早稲田アカデミーでは夏休みの一つの「まとめ」として、各学年でさまざまなテストが用意されています。小3の皆様は明日(24日)、「サマーチャレンジテスト」が行われるはずです。ぜひ、がんばって受験するようにお子様を励ましてあげてください。小4生は8月31日に「YT組分けテスト」が行われます。「組分けテスト」受験前に、お子様と目標とするコースについてお話いただければと思います。
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