四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「高い目標に向けて努力する ~夏の甲子園大会と8の字跳び~」

2013.08.28

気がつけば、夏の高校野球も終わっていました。私はクラブ活動で野球をやったことはないのですが、見るのは好きで夏の甲子園にも行ったことがあります。今年は夏期合宿など様々忙しく、しっかりと試合を観戦することはできなかったのですが、群馬県の前橋育英高校が初優勝したというニュースは見ました。


今年の「夏の高校野球」(正式には「全国高校野球選手権大会」というそうですが...)に参加した高校の総数は、地方予選なども含めると3957校だったそうです。

ここでひとつ問題を出させてください。


3957校が参加したトーナメント大会では、全部で何試合が行われたでしょうか?


ときどき算数の中学入試問題で出題されることもあるタイプの問題ですが、考え方は簡単です。トーナメント形式の大会は、俗に「ノックアウト方式」と呼ばれることもあるように、一試合行われるごとに負けたチームが脱落していきます。そして最終的に決勝戦で最後のチーム(準優勝)が脱落し、優勝チームだけが残るのですから、総参加チームから1をひいた数が試合数となるわけです。今回の高校野球では、3957-1=3956試合が日本各地で行われたことになります。数自体もすごいのですが、もっとすごいのは優勝したチーム(今年なら前橋育英高校)だと思います。予選に参加した3957チームの中でこの夏唯一負けなかったチーム、そう考えると改めて感動してしまいます。日本一になるっていうのはそういうことなのか、と思ったりするわけです。


先日、24時間テレビで小学生が「8の字跳び」のギネスに挑戦するとい企画を偶然見たのですが、高校野球と同じくらい感動しました。


ひとつの大きな目標に向かって努力をするという経験は、その目標が大きければ大きいほど人間としての成長につながります。大きな目標であれば、そこには困難も障害もあるでしょう。時には精神的な辛さや苦しさも味わうことになると思います。しかし、それを乗り越えた経験は、新たな困難や障害が自分の前に立ちふさがったときに必ず生きてくるものです。甲子園を目指して汗と涙にまみれて練習した高校球児たちも、「8の字跳び」に挑戦した小学生たちも...。


早稲田アカデミーでは、「受験」という大きな目標に向かって、真剣に取り組むことも同じだと考えています。単に志望校への合格を勝ち得るための手段としてではなく、その先の成長につながるように、お子様方をこれからも指導してまいります。

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