「夏の終わり...」
2013.08.30
明日で8月も終わるというのに、今日は猛暑がぶり返してきたような1日でした。すでに夏休みが終わって、新学期が始まっている小学校も多いのではないでしょうか。早稲田アカデミーの新学期は9月2日(月)からとなります。校舎によっては、新学期からクラスが増えたり、授業曜日(科目の順番)が変わったりすることもあるはずです。テキストやノートの準備など、気を付けていただければと思います。
夏はなんとなく「お祭り」のような季節だなぁ...と思っています。華やいでいて、人々の気持ちも少し浮かれているような。夏休みやお盆に合わせて、全国各地でお祭りやさまざまなイベントが行われることもあり、人々の気持ちが高揚してくるのかもしれません。さらに、8月の終わりにも「夏の締めくくり」のようなお祭りが各地で行われます。私が住んでいる近くの高円寺でも先週末に『阿波踊り』が行われていました。
そんな季節が終わりを迎えると、なんとなく沈んだような気持ちになってしまうことはないでしょうか。「夏の終わり」とか「秋の海」を題材にした曲もたくさんありますが、少しさびしいような、切ないような、そんなイメージのはずです。
何となく感じる「せつなさ」や「寂しさ」だけならばよいのですが、ともすればそういった気持ちは「やる気の減退」につながってしまうことがあります。お子様にとって、夏休みが楽しければ楽しいほど、充実したものであればあるほど、「終わってしまった」という気持ちが強くなり、ポカンと穴が開いたような状態になってしまうのです。保護者の皆様もそんな気持ちになってしまったことがあるのではないでしょうか。余談ですが、昔聞いた曲の歌詞で『つぎの夜から欠ける満月より14番目の月がいちばん好き』というものがありました(誰の曲かご存知でしょうか...)。楽しいものを待ち望む気持ちと、楽しいものが終わっていく寂しさをうまく表しているな、と感じた覚えがあります。
そんな気持ちになってしまうのは仕方のないことだと思います。前回の記事に書いた甲子園を目指していた高校球児たちも、やり切った満足感や充実感の次には、心の中に穴が開いたような気分を味わっているのではないでしょうか。ただ、小学生のお子様であれば、なるべく早く気持ちを切り替えなければなりません。そのためには次の目標をはっきりと定めることが必要です。
いよいよ「勉強の秋」が始まります。学習・勉強面でも目標を定めて、そこに向けて気持ちを切り替えて取り組むようにご家庭でもご指導ください。
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