「冬休みのご予定は...」
2013.12.11
今年も、残すところあと20日ほどになりました。一年が経つのは本当に早いと、毎年この時期感じます。「師走」という言葉の通り、講師である私も走り回っている12月です。
さて、冬休みのご予定はもうお決まりでしょうか。例年、この時期の保護者会や個別面談会などで保護者の皆様にお話しているのですが、冬休みはしっかりと予定を立てないと「なんとなく」毎日が過ぎてしまい、結果として何もできないまま終わってしまうことがあります。クリスマス・年末・お正月とお子様にとって楽しいイベントが続きますので、なかなか集中して学習に取り組むことができない時期でもあります。できれば冬休みが始まる前に、じっくりと予定を確認しながら計画を立てる時間をお作りください。以下のような順番でお話合いいただくと、お子様の気持ちも高まっていくはずです。
まずは、既に決まっている予定から計画表に書き込んでいきます。お子様が楽しみにしているご家族でのイベントや旅行などの話を先にしていただくと良いでしょう。その次に塾の冬期講習会の予定を記入します。
さてその先ですが、家庭学習の時間を考える前に、お子様が楽しみにしているテレビ番組の予定などを書き込んでいきます。確かに「冬休みの計画表」は、しっかりと学習を進めるために作成するものです。しかし、特にイベントがたくさんある冬休みの計画表は、「生活リズムをしっかりと組み立てる・メリハリのある生活を行う」という目的で立てる意味合いの方が強いのです。その点から考えると、テレビの予定などもきちんと書き込み、お子様にとって「楽しい」計画表になるように工夫することも大切です。
例年、私が年末の個別面談会で、小学校3年生の保護者の皆様にお伝えする内容を以下に列記しておきます。参考にしてください。
●講習会授業の「宿題をやる時間」を事前に決めておいて下さい(1日約30分~1時間程度)。
●事前に決めた宿題(家庭学習)の時間を大幅に超えるような場合は、途中で切り上げていただいて構いません。
●お正月には『いよいよ4年生。本格的な中学受験カリキュラムに入っていく学年になるね』と、その先の目標(目標の偏差値・クラス・YTコース)などについてお話し合いください。
●冬休みはクリスマス、年末、お正月とお子様にとっても楽しみな時期になります。学習だけではなく、いろいろな経験もさせてあげてください。
●2月からは理科・社会の学習がスタートします。お子様が身近な物事に興味を持つように、年末年始にもご家族でいろいろな会話をしてください。
最後の項目ですが、以前ある難関中学校の理科の入試問題で「ニシンの卵」を答えさせる設問がありました。答えはもちろん「数の子」ですが、お正月の食卓(おせち料理)での会話を意識したような問題だと思った覚えがあります。
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