四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「早稲アカ連絡帳・宿題連絡帳」

2014.04.09

今週から新学期の授業がスタートいたしました。私も本日、担当している吉祥寺校の小3クラスで「オリエンテーション」を実施してきました。生徒たちからは「オリエンテーションってなに?」と質問されたのですが、「今日から4月新学期だから、始業式だよ」と話したら納得してくれました。早稲田アカデミーのオリエンテーションは、生徒のやる気を引き出すために行われます。今回は新学期ということで、生徒たちに効果的な学習を行ってもらうために、授業の進め方や教材の使い方、家庭学習のやり方について詳しく話しました。この時期に大切なこと、やらなければならないことをしっかりと理解することで、学習がしやすくなるのです。


そのオリエンテーションで「小3早稲アカ連絡帳」を配布しました(多くの校舎でも本日配布されたものと思います)。3月までの通常授業では、一科目の時間が短く授業内で「連絡帳」に記入させる時間がとれなかったので行っていませんでしたが、4月からはしっかりと連絡帳に書かせていきたいと考えています。小4の皆様は、「宿題連絡帳」をすでにお使いになっていることと思います。


実は小3~小4の家庭学習内容は毎週ほとんど変わりません。たとえば小4の算数であれば、まず授業で行った計算テストの直しを行います。そして『予習シリーズ計算』『演習問題集』『日々の算数』をクラスごとに決められた箇所を演習していくことになります。ですから、毎回の授業において、伝達をしなくても生徒はあまり困らないはずです。


しかし、私は毎回の授業で、宿題の内容をホワイトボードに板書し、生徒に写させるようにしています。その目的は、次回の授業までに行わなければならない家庭学習の総量を生徒に理解してもらうためです。何ページくらいの課題が出ているのか、宿題にどれくらいの時間がかかるか、それらを把握することで家庭学習に対するやる気も違ってきます。


小3から小4までの家庭学習のひとつの目的は『習慣化』です。塾の課題を一週間のスケジュールに沿って進めることで、家庭学習習慣をしっかりと付けていくとともに、ひとりで学習する時の集中力や持続力なども身に付けていくことができます。そのための代表的な教材が小3の『ホームワーク』であり、小4の『日々の〇〇』シリーズです。毎日決まった量を学習していくこれらの教材は、非常に使いやすく保護者の皆様からも高い評価をいただいています。しかし、こういった教材は小4までで、小5になるとなくなってしまいます。それは学習内容が高度になるにしたがって、全生徒に対して一律の宿題を課すことが効率的ではなくなるからです。


小5からの学習は「計画化」の時期ということができます。学習内容が高度になるため、一つひとつの課題をこなすのにもまとまった時間が必要になります。また、得意科目と苦手科目ではかかる時間も違ってきます。ですから、小5になると、一週間の課題をしっかりと把握し、それを計画的にこなすことが大切になってきます。小4までの段階で、連絡帳にきちんと宿題を書き写すことで、一週間の学習量を把握することが小5以降の学習につながるとご理解ください。

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