「ゴールデンウィークがやってきます」
2014.04.18
4月新学期がスタートしたばかりですが、今月末にはゴールデンウィークがやってきます。今年は曜日の巡り合せの関係で、俗に言われる「飛び石」となり、連休となるのは4日間という「黄金週間」です。多くの小学校や早稲田アカデミーの授業は、「カレンダー通り」に行われますので、長期の旅行などはなかなか難しい日程となっています。
早稲田アカデミー全体としては、ゴールデンウィークを「勉強には一息を入れて、リフレッシュする時期」と位置づけています。もちろん、通常と同じように家庭学習課題(宿題)は出されますので、ある程度の学習時間を確保していただく必要はあります。しかしこの期間中、各学年のカリキュラムは進みませんので、安心して勉強以外のことにも目を向けていただくことができると思います。
ただ、個々には「ゴールデンウィーク期間中に少し勉強に注力してもらいたい生徒」もいらっしゃいます。春期講習会に事情があってご参加いただけなかった方であったり、特定の科目や単元に大きな抜けがあったり、そんな場合は個別に相談させていただき、特別課題や学習計画を、お父様やお母様と一緒に考えさせていただきます。もし、ゴールデンウィーク期間中の学習内容でご心配な点がございましたら、担当講師までご相談ください。
ゴールデンウィークの位置づけを上記のように考えているのは、二つの大きな理由からです。
一つ目は「小学生らしい体験」をしてもらいたいと考えているからです。休みの間、ずっと机にかじりついているというのは、やはり小学生らしくはないでしょう。たとえば大学受験を目指している浪人生などであれば、机の前から一歩も動かないゴールデンウィークもイメージできますが(個人的にはそれもやはりやりすぎだと思いますけれど)、小学生であれば外に出て遊ぶことも大切です。最近の中学入試では、身近なものへの興味や、体験したことをもとに考察をするよう問題がよく出題されます。
二つ目は「気持ちの切り替え」という点です。2月に早稲田アカデミーでは新学期を迎えました。お子様は、新鮮な気持ちで新しい学年のスタートを切ったことと思いますが、その気持ちは少しずつ薄れてきているはずです。一方で春期講習会から4月にかけては、旧学年と比較すると学習レベルが格段に高くなっているため、難しく感じ始めているところでしょう。そんな中で、お子様方の学習に向かう気持ちは少しずつ下がってくるのが一般的です。ですからゴールデンウィークは、勉強中心の生活から少し離れて、お子様の気持ちをリフレッシュさせてあげてください。
ただ、ご留意いただきたいのはゴールデンウィークで手を休めると、休みが明けたあと気持ちが前向きにならない場合があるということです。そうならないためには、ゴールデンウィーク前にきちんとお話をしておいていただくとよいでしょう。「2月から春期講習会・4月までがんばってきたから、ゴールデンウィークはたくさん楽しもうね。その代り、ゴールデンウィークが終わったら全国統一小学生テストに向けて、一所懸命がんばって!」そんな、お話しをしておいてください。
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