「全国統一小学生テストを楽しみましょう！」

2014.05.23

毎年、私が担当しているクラスで聞いています。

『全国統一小学生テスト、楽しみな人？』

今年の生徒たちも、全員が手を挙げてくれました。

もちろん、テストですから遊びに行くのと同じような楽しみがあるわけではないでしょう。ただ小学生の子供たちにとっては、運動会などと同じようにイベントを迎える「ワクワク感」のようなものがあるのだと思います。また、先生たちからの『楽しみだね』という語りかけによって、「楽しみにするものなんだ」ということに気がついた生徒もいたことでしょう。

大きなテストをひとつの「イベント」ととらえて、心待ちにしているような生徒はテストで実力が発揮できるようになります。いわゆる「本番に強い」タイプです。詳しくは、別の機会に譲りますが、入試で合格を勝ち取る子どもは、このタイプが多いのです。

テストを好きになるようにするためには、さまざまな働きかけが必要ですが、まずはテストをがんばって受けたことそのものを評価し、褒めてあげることが大切です。そしてちょっとしたことでもかまいませんから、ご褒美があるといいでしょう。例えば、来週の日曜日の「全国統一小学生テスト」でしたら、テストが終わったあとに、ご家族で外食をする予定を入れていただいたりするのもよいかもしれません。

『６月１日の全国統一小学生テスト、楽しみだね。がんばって受けたら、みんなでお昼ごはん食べようね！』

そんなお父様やお母様の一言が、テストを心待ちにする気持ちを作るのだとお考えください。

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