『暗記に苦戦しています』
2014.05.28
小4のお子様をお持ちのお母様から、「暗記で苦戦していて、社会の成績が上がりません」というご相談をいただきました。5月10日に実施された「組分けテスト」でも、社会だけ成績がよくなかったそうです。
どの科目にも言えることですが、その科目に興味があるかどうか、楽しく学習できているかどうかが成績に大きく関係してきます。社会は暗記科目と考えられがちですが、どうしてそうなるのか、というつながりを意識していくことで、興味がわき、楽しく学習できるようになります。社会は、算数などと比較をするとテーマが身近にあるものが多いので、『好奇心』を刺激しやすい科目でもあります。しかし、苦手としている生徒の多くは、社会という科目を身近に感じられず、机上の学習と捉えてしまうために、結果として敬遠してしまっていることがあるようです。
以前、私が担当していた生徒で、お父様が関西方面に単身赴任をしたことをきっかけに社会(地理)が得意になった生徒がいました。今まで地図でしか見たことがなかった地域が、急に身近に感じられたことで、社会という科目の持つ意味や楽しさを感じられたようです。これから夏休みのご予定を立てられるご家庭も多いと思いますが、ぜひお子様の社会のテキストを事前に(内緒で)チェックをしていただき、計画を立てていただくとよいでしょう。
また、小5からは歴史の学習が入ってきます。小3~小4の段階で歴史に興味を持たせることができれば、スムーズに学習が進むはずです。最近は歴史アニメや歴史マンガもあるようですので、お子様が興味を持ちそうなところから、ご活用いただくとよいと思います。
社会だけではなく、「暗記が苦手」というお子様は、頭の回転が速いタイプであることが多くあります。コツコツと作業することを苦手としていて、覚える前に飽きてしまい、定着しきれないことが多いようです。このタイプのお子様は、興味がわけば一気に覚えるようになるので、そのための学習アプローチが効果的です。
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