四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『名前をきちんと書きましょう』

2014.09.19

子供のころに、自分の「サイン」の練習をしたことはありますか? ちょっと恥ずかしいですが、私はあります。別に有名なスポーツ選手になりたいとか、芸能人になりたいとか、そんなことを考えていたわけではありませんが、ノートの片隅などにやっていました。もちろん、お子様に「サイン」の練習をすることをお勧めしたいわけではありません。


まずはお子様に、自分の氏名をしっかりと丁寧に書くように、ご家庭でも指導をお願いします。幼稚園までは「ひらがな」でもよいのですが、小学生(特に小3以降)からは、きちんと「漢字」で書けるようにしなければなりません。授業内で実施している「漢字テスト」などでも、解答欄には丁寧に書いていても、氏名を雑に書いていたり、ひらがなで書いていたり、苗字だけ(名前だけ)を書いていたりする生徒がいます。そういう場合は書き直させることがあります。また、クラスによっては、解答欄だけではなく、氏名欄にも○×をつけることもあります。


自分の氏名がきちんと書けるということは、これからの人生において絶対に必要です。中学入試においても、願書の「本人自署欄」や解答用紙に氏名を書くことになります。学校によっては見ているところもあるようです。もちろん、氏名が丁寧に書かれているかどうかで合否判定をすることはないとは思いますが...。その先でも「履歴書」などの公的書類や、「(結婚式などの)のし袋」など、氏名を書くことはたくさんあります。


上記のような点から、「字が乱雑で...」というご相談を受けたときには、「まず自分の氏名から練習してみてください」とアドバイスするようにしています。「トメ・ハネ・ハライ」などがきれいに見えるように、また、一字一字のバランスを確認しながら自分の名前がきれいに書けるようになると、その他の字もしっかりとしてくることが多いようです。


また、国語の記述問題では、本文表記に忠実に記述することが必要です。たとえば物語文であれば、登場人物の名前は本文通りに書かなければいけません。自分の名前をひらがなで書いている生徒などは、その点の意識が薄くなってしまうことがあります。もちろん社会や理科でも、必要な知識は正確な漢字で覚えなければなりませんから、その点についても注意していただければと思います。

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