『MY CALENDAR』
2014.11.21
早いもので今年もあと一か月半となりました。書店や文房具店の店頭には、来年の手帳やカレンダーがたくさん並べられています。この時期の保護者会などで、私は「お子様専用のカレンダー」を作られることをお勧めしています。
小学校3~4年生のお子様は、精神的な成長に伴い、少しずつ「計画性」が芽生え始めてくる時期です。もちろんまだ自分で計画を立てて、その計画通りに進めることは難しいかもしれませんが、今日と明日のことくらいしか具体的にイメージできなかったお子様が、一週間、一か月という期間を頭の中に置いて考えることができるようになっていきます。さらに、ある程度未来のことが見えてくるようになると、「いつ何があるのか」だけではなく、「目標を定めてそこに向けて努力する」ようにもなっていくはずです。
計画を立てたり、その計画に向けて準備をしたり、という行動はお子様の生活を充実させ、物事に対して前向きに取り組む気持ちを作ります。「今週はテストがあるからがんばらなきゃ。だけど、来週の日曜日は家族でお出掛けだ!」、そんな気持ちを作り、毎日を充実させるために「お子様専用のカレンダー」をつくることはとても効果があります。
さらに、何事においても計画を立てて進めることは、「お子様の精神的な成長」にとってもとても大切なことになります。また、学習面においても、先を見て計画的に行うことは、成績向上のためにも非常に効果的です。
もちろん、「お子様専用のカレンダー」を用意しただけでは、効果は上がりません。うまく活用して、はじめて効果が上がるのです。以下にカレンダー活用におけるポイントを書かせていただきますので、ご参考にしてください。
①お子様と一緒にお作りください。
カレンダーを自分用に作ることでお子様は先のことが見えてくるようになります。日付の欄に文字を書き込むのは保護者の皆様でもよいのですが、なるべくお子様と一緒にお作りください。まずはテストなどの学習予定ではなく、お子様自身が楽しみにできるようなところから記入をしていくのがよいでしょう。お子様やご家族の誕生日などから書き込んでいくと楽しくお作りいただけると思います。
②カレンダー用のシールなどを用意していただくと楽しく進められます。
自分専用のカレンダーとしてカスタマイズするために、カレンダー用のシールをお使いになるのもひとつの方法です。お子様自身がシールを貼ることで、予定を立てること自体を楽しんでいただけるようになると思います。
③予定が決まったら、すぐに書き込む習慣を。
小学校で「学校行事予定表」が配られたときなどは、その予定をなるべく早く書き込むような習慣をつけておくことをお勧めします。カレンダーの中の予定がだんだん増えていくことで、毎日見るのが楽しみになってくるはずです。
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