『うるさい親』
2014.12.10
先日、私が所属している本社運営部に、ある校舎に通われている小6受験生のお母様からお電話をいただきました。模擬試験の判定の見方などに関するご質問だったので、私がお話しさせていただきました。その方は、私が担当しているセミナーにご参加されたことがあるとのことで、私が電話に出たときにはとても驚いていらっしゃいました。このブログもご覧いただいているとおっしゃっていただき、ありがとうございます。
実は、そのお電話で、お母様は「この前も校舎の先生には志望校のことで、かなり時間をとっていただいたので、こんなことで電話をすると『うるさい親』だと煙たがられてしまうのでは...と思ったんです」とお話しされていました。この記事をお読みの皆様の中にも、「『うるさい親』だと思われたらイヤだから、あまり塾には連絡しない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
早稲田アカデミーの講師は、保護者の皆様を「うるさい」などとは思いません。
もちろん私も同じです。逆に頻繁にご相談やご質問をいただくお父様・お母様には本当に感謝をすることが多いのです。ある程度、よくお話しするようになると、私もいろいろとお願いしやすくなります。ただ、「先生はいつもお忙しそうなので、電話をするのは気が引けてしまって...」と言われてしまうこともあります。確かに忙しいときはありますが、よくお話しさせていただく保護者の方には「いまちょっと手が離せないので...」と正直にお話しできるようになります。その代わりに、折り返しご連絡できる時間をお伝えして、落ち着いてお話しをさせていただくようにしています。
皆様にとって本当に大切なお子様をお預かりして、お子様の将来・未来をご一緒につくっていくわけですから、保護者の皆様とは正面から本音でお付き合いさせていただきたいと思っています。ときには、我々の指導に不安を抱かれる瞬間もあるかもしれません。そんなときには、ぜひそのお気持ちを正面からぶつけていただければと思います。
早稲田アカデミーの創業社長(塾長)であった須野田誠も、保護者の方へ向けて著書の中で、塾の活用法として「塾の先生から顔と名前を覚えてもらえる親になろう」というアドバイスを書いています。ちょっとしたことでも相談して、塾や先生とのパイプをつくっておくことが、お子様のためになるというような内容です。
さて、早稲田アカデミーにお通いの方に、講師とゆっくり話ができる時間について、少しアドバイスを。校舎の責任者(校長)や教務主任と話がしたいときは、平日の午後の早い時間をお勧めします。というのも、夕方以降は授業がありますので、その時間帯にご連絡いただいても物理的にお話ができないことが多いからです。また、担当講師にご相談なさりたい場合で急ぎではない場合は、お子様経由でちょっとしたメモ(お手紙)を講師に直接お渡しいただくのが効果的です。できれば、「電話してください」というだけではなく、相談内容も簡単にお書きいただき、あわせて時間帯も指定されるとよいでしょう。たとえば、「算数の勉強法について相談したいので、今日の授業後お電話いただけませんか。22時までなら大丈夫です」というような感じでよいのです。別に丁寧にお書きいただく必要はありません。メモ用紙などでかまいませんので。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」