『振り返りのススメ』
2014.12.12
「よいお年を」...そんな言葉がいろいろなところで聞かれる時期になりました。今年も残すところ、あと20日。気がついたら「年の瀬」が近づいてきています。保護者の皆様にとって、今年はどんな一年でしたでしょうか。
年末から年始にかけてのお子様に対する接し方には、いくつかのポイントがあります。これまでクローバーセミナーやブログでもお伝えしてきましたが、それは、年が変わるタイミングで、「お子様の精神的な成長を促したり、気持ちをリセットしたうえで切り替えたり」、というイメージを持って接していただくということです。
さて、そんな年末にひとつアドバイスを。お忙しい時期だとは思うのですが、ぜひ、お子様と「今年一年を振り返る」という時間をつくってください。
振り返ることで、頭の中が整理されるはずです。その際、バラバラではなく、年のはじめから順番に思い出すことで、思考過程を育てるトレーニングにもなります。将来、「時系列に沿って考える」ということが必要になってきます。そのときのためにというわけではありませんが、今からしっかりと順番に考えることができる、という訓練をしておくことは、後々役に立つはずです。
写真やカレンダー、手帳や日記なども引っ張り出してきて、1月から順番に話を進めていくのがよいでしょう。お子様が忘れていたら、少しヒントを出してあげてください。保護者の皆様も、お子様と会話をしていくうちにだんだん楽しくなっていくはずです。
もちろん、大きなテストなどの勉強の話も盛り込んでいただきたいのですが、あまり勉強ばかりに偏ると、いつの間にか反省会のようになってしまうことがあるので注意が必要です。
お子様が楽しみながら積極的に一年間を振り返ることが目的ですので、その点はご留意ください。
振り返った後は、次の年のことを考えていきます。最後は、『来年は●●をしようね』『来年は△△に挑戦しようね』、そんな風にまとめていただくとよいでしょう。そして、新年になったら、『今年の抱負』として、お子様に宣言させるわけです。しっかりと振り返ったからこそ、次の年の抱負をお子様自身が単なる言葉だけのものではなく、現実的なものとして捉えられるはずです。
そしてもう一つ。こうして一年を振り返ってみると、お子様の成長や努力をお父様やお母様が実感できるはずです。そして、がんばってきたお子様をほめてあげてください。次の年へ向けての大きな『やる気』につながるはずです。
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