四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『アジの開き』

2015.04.01

お子様は、「アジの開き」を召し上がりますか。以前担当していた小4のクラスで聞いたところ、小学生でも意外に好きな生徒がいました。私が小学生のころは、骨の多い魚は苦手でした。ちなみに「サバの味噌煮」を美味しいと思ったのは、大学生になってからです。


今年の慶應義塾中等部の入試問題に「タイの煮つけ」に関する出題がありました。作り方などではなく、「タイの煮つけ」を骨がそのまま残るように丁寧に食べたあと、残る骨格のイラストを選ばせる問題でした。「焼いたさんま」「焼いたアジの開き」「サバの切り身」の写真が出題されたのは、渋谷教育学園幕張中です。先ほど申し上げたクラスで、「アジの開き」のもともとの形について聞いてみたところ、あの形(開いた形)のままで泳いでいると思っていた生徒が何人かいました。たぶん、ヒラメやカレイのようなイメージなのだと思います。


身近な食材などについては、毎年いくつかの学校で出題されています。「マヨネーズの原料は」「お寿司で食べるトロはなんという魚か」「スパゲッティの原料となる植物は」「にしんの卵はなんという食べ物か」などなど...。テキストに書かれている用語を覚え込むのではなく、生活の中で「考える」クセが身についているかどうかを試しているように思います。これからの将来で必要になるのは、「知識」ではなく「考える力」であると言われています。しかし、「考える力」を養うためには、難しいことを学ぶのではなく、身近なところで「あれ?」「なぜだろう?」という習慣を持つことの方が大切だと、私は考えています。ただ、お子様が自然にそんな風に考えてくれるようになるわけではありません。早稲田アカデミーでは、授業の中で、考えることの大切さや考える方法を指導していきますが、やはり保護者の皆様も「考える力を養う」という視点をお持ちいただき、接してあげてください。


「タイの煮つけ」も「アジの開き」も理科の出題でしたので、理科の話を続けると、直近で興味を持ってもらいたい話題としては「皆既月食」でしょうか。4月4日(土)の夜に、全国的に皆既月食が見られます。午後9時前後だそうですので、お子様方もお休みになる前に見られる時間かと思います。また、今回は土曜日ですので、ご家族そろってご覧いただくこともできるのではないでしょうか。お天気は気になるところですが...。

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