『ライオンキング ~塾の先生との連携~』
2015.04.17
劇団四季のミュージカル『ライオンキング』を以前見に行ったことがあります。実は『ライオンキング』の主人公「シンバ」の子ども時代の役「ヤングシンバ」を演じる生徒を教えていたことがあり、彼の舞台を見に行ったのです。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、子ども時代の役ですので、声変わりをする前に「卒業」しなければならないのだそうです。ちょうどその卒業前の公演だったのですが、とてもびっくりしました。早稲田アカデミーの中では、どちらかというと大人しいタイプの生徒だったのですが、舞台の上では見違えるような声や動きで、本当の「役者」になっていました。見に行ったきっかけは、ご両親からそういう「お仕事」をしているとうかがったからです。私も一度見てみたいと思っていたミュージカルだったので、チケットを購入してみました。
習い事の発表会などに、お誘いいただくこともあります。「先生、今度の日曜日は空いていますか?ピアノの発表会があるんですけれど...」などというお話をいただくと、とてもうれしくなります。土曜日も日曜日も授業などがありますからなかなかうかがうのは難しいですし、一人の生徒の発表会に行ってしまうと、他の生徒のものにもすべて参加しなければ...となってしまうので、残念ですがほとんどはお断りをさせていただいています。
ただ、実はそういうお話をお聞かせいただくのは、お子様を指導していく上でもありがたいのです。我々がお子様のことを把握し、理解するという点もあるのですが、それ以上にお子様のモチベーションを高めるためにとても効果があるのです。塾の先生が自分のことを(勉強以外の部分でも)知ってくれているということは、先生に対する信頼感につながります。信頼感というよりも、親近感と言ってもよいかもしれません。また、自分のことをお父様やお母様と塾の先生が話をしているというだけで、周りの大人がみんなで自分を応援してくれていると感じることができます。そして、そういった気持ちは塾での学習に対する前向きな気持ちにつながるものなのです。
保護者の方からお子様の学校や習い事などのお話をうかがったときには、なるべくその話をお子様とするようにしています。「土曜日のサッカーの試合どうだった?勝った?ゴール決めた?」などという感じで授業の始まる前(立ち番のとき)や、授業後に聞いてみたりします。「僕はディフェンスだからシュートはしないよ!」なんて答えながらうれしそうな表情を浮かべてくれる生徒もいます。
このようなお子様の日常生活のちょっとした出来事は、意外に塾の講師には伝わらないものです。早稲田アカデミーでは、保護者の方との連携を密にするために『回診電話』を実施しています。塾からの電話というと、勉強のことだけというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ぜひそんなお話もお聞かせいただければと思います。
また、小3では『早稲アカ連絡帳』を使用しています。学習に関するご相談をお書きいただくだけではなく、ご家庭のことや習い事のことなども、よろしければお書きいただければと思います。
お子様の勉強・学習はもちろんですが、習い事や学校のことなども含めて、早稲田アカデミーは応援させていただきます。
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