「塾に通い始めたら...」
2015.09.25
シルバーウィークが終わりました。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。全国的にお天気もよかったようですので、お出かけされた方も多かったのではないでしょうか。私は仕事の合間に時間を見つけて「お墓参り」に行き、その帰りに昭和記念公園に少し立ち寄りました。コスモスの見ごろには少し早かったようですが、彼岸花(曼珠沙華)はきれいに咲いていました。
いよいよ「勉強の秋」です。それぞれの目標に向かってよいスタートを切ってください。
先日、夏休みから新しく早稲田アカデミーに通塾を始められた保護者の方から、「塾に通うようになって、学校の友だちと遊ぶ機会が減ってしまったので、学校での人間関係が少し心配」というご相談をいただきました。この夏、もしくは秋から塾通いをされている方も多いはずです。同じようなご心配をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、今日はそのご相談についてお答えします。
単に友だちと遊ぶ時間が減っただけなのであれば、それほど心配される必要はありません。最近では、多くの子どもが習い事をしているので、友だちがおかれている環境や状況を理解できるようになっているはずです。一方で、塾に通うまでは、多くの子どもにとって、所属する社会は「家庭(家族)」と「学校」の二つだけだったはずです。それらに加えて、もう一つの新しい社会である「塾」に足を踏み入れるわけです。もちろん塾という新しい社会に慣れるだけでも大変なのですが、それ以上に、それぞれの社会でのバランスの取り方が難しくなります。分かりやすく言えば、学校の友だちと塾の友だち、それぞれに対する付き合い方や距離の置き方について悩む可能性がでてくるということです。また、友人関係だけではなく、生活のリズムにおいても大きく変化するはずです。
もし、お子様からのSOSに気が付かれたら、ゆっくりと話を聞いてあげてください。お子様がふさぎがちになったり、学校や塾を休みたいと言うようになったりした場合は、体調面だけではなく、心の健康にも注意をしてあげてください。また、塾の講師は多くの子どもを見ていますので、場合によっては保護者の皆様よりも先にSOSに気が付くこともあります。早稲田アカデミーでは、そういったことに気が付いたときには、すぐにご家庭に連絡を差し上げるようにしています。気になることがあれば、担当の講師まで連絡をするようにしてください。
実は来週の後半から、海外の提携塾で実施する「教育講演会」で話をさせていただくことになっています。詳しくは次回のブログでお伝えいたしますが、来週の金曜日はブログの更新をお休みさせていただきますので、ご了承ください。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」