四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『さぁ...冬期講習会!』

2015.12.25

Merry Christmas!

今朝は枕元に置いてあるプレゼントを見て喜んだお子様も多かったのではないでしょうか。さて、今日は何年か前の個別面談でお聞きした話をご紹介します。そのご家庭では、クリスマスイブの深夜、お子様が寝た後にお父様が枕元にプレゼントを置いていたそうです。ある年のクリスマス前に、お父様がどこからかサンタクロースの衣装を買ってきて、それ以来、その衣装を必ず着ているとのことでした。「子どもは寝ているんだから、わざわざそんなものを着ていかなくても...」というお母様に、「万が一、目を覚ましたときのためにだよ。それにやっぱりサンタの姿になった方が、自分も気持ちが乗るし...」とお答えになったそうです。本当にお子様を大切になさっているのが伝わってきました。


さて、早稲田アカデミーの標準日程では、明日から「冬期講習会」がスタートします(一部の校舎では学校の冬休みの関係で今日からスタートしています)。冬休みはクリスマス、年末年始と本当にあわただしく、さらに期間も長くはありませんから、計画的にメリハリをしっかりとつけて学習していくことが必要になります。長い時間ダラダラと机の前に座っているのではなく、短時間で集中して学習するようにしてください。そういった意味で冬休みは、「学習への集中度」「時間単位の学習密度」を高めるトレーニングを行うのにはよい時期かもしれません。「今日はこの後で大掃除のお手伝いをしてもらうから、宿題は●時までにちゃんと終わらせなさい!」というような声掛けもよいでしょう。


学習内容面では、冬期講習会のカリキュラムは、現学年のまとめを行うようになっています(一部算数などでは1月に学習する単元の先取りも含まれますが)。二学期中に積み残した単元をしっかりと定着させる、そんな時期になるわけです。また、そのときはある程度自分でできるようになっていたものも、忘れてしまっていることもあるはずです。その内容を講習会でもう一度扱うことで、しっかりと身に付くようになります。2月からの新学年へ向けて、「重要単元の定着」を意識して学習に取り組んでいただければと思います。


そして「目標」です。小学生のお子様にとっての「目標」は、具体的である方がよいです。「算数を得意にする」という目標よりも、「●●のテストで算数を▲点にする」というような数字でわかるものの方がよいということです。早稲田アカデミーにお通いの現小3生の方は1月23日に、現小4・小5生の方は1月24日に、必修テストである「公開組分けテスト」が予定されています。このテストを目標に冬休みはがんばっていただくわけですが、「公開組分けテストを目標にする」というよりも、「公開組分けテストで●点をとる」「●コースに上がる」というような具体的な目標設定をしてあげてください。現小4以上の皆様は、12月12日・13日にお受けいただいた結果も返却されていると思います。たとえば「あと15点でCコースだったんだから、この15点をなんとかしようね」というようにお話しいただくと、お子様も取り組みやすいのではないでしょうか。


具体的な目標を設定しておくと、その目標に到達したときに「達成感」を味わえるというのもプラスの効果になります。一つひとつの小さな目標をクリアしていくことで、「成功体験」を積み重ねることにもなるのです。ぜひ、お子様とお話し合いください。


今年のブログの更新は、本日で最後となります。一年間、ありがとうございました!


来年もよろしくお願いいたします。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら